ギリシア奇談集 の商品レビュー
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原題は「多彩な物語」.古代ローマの著述家アイリアノス(二世紀後半―三世紀)が,百花咲き乱れる牧場のように多彩絢爛な読み物を供せんと,先行群書からこれぞという話題を抜き出して編んだ一書である.古今の名士・名将の逸話をはじめ,大食漢や大酒呑み,愚物,悪人の話に,各地の珍談・奇談など,四六○余話を収めた話の泉.
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本で読んだり、人から聞いて面白い、ためになる、と思った話を集めたものみたいです。古代ローマ、ギリシヤに詳しいと更に楽しめそうです。
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ギリシア、マケドニア、そしてちょっとローマまで含んだ、総花的な説話集というか、もっとざっくばらんに居酒屋トークみたいな感じに楽しく読める。 文章そのものはホメロスあたりと比較するのはさすがに酷ではあるけれど、ヘロドトスのような楽しさもなければ、ガリア戦記のような美しさもなく、ど...
ギリシア、マケドニア、そしてちょっとローマまで含んだ、総花的な説話集というか、もっとざっくばらんに居酒屋トークみたいな感じに楽しく読める。 文章そのものはホメロスあたりと比較するのはさすがに酷ではあるけれど、ヘロドトスのような楽しさもなければ、ガリア戦記のような美しさもなく、どちらかというと平凡。ただ、先述の通りローマ時代のおっさんと居酒屋で飲みながら「いやぁ、アリストテレスってろくなもんじゃないね」とか話してるような感じを味わえる。 本書から何かを学べるかというとあまり学べるところはないかもしれないが、説話ひとつひとつが短いので、通勤電車の中の時間つぶしにはもってこい。ギリシア・ローマがお好きならどうぞ、という感じの一冊だ。
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文章のプロット部分から、完成された美しい文章まであります。 シモニデスの助言。 「あなたは人間だ」 裸の王様で言うところの。 「王様は裸だ」
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