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イーディ の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2011/02/14

アメリカの60年代。タイムマシンで行ってみて、当時のそこに住む若者になって時代を味わってみたい、そんな気になった。

Posted byブクログ

2010/11/25

誰もが羨む家系に育ち、容姿にも恵まれ皆に愛されて、なのにどうして若くして寂しい死に方をしなければならなかったのだろう。 光が強ければその分影も濃いということなのだろうか。 アンディ・ウォーホルが彼女を殺したのではない。 もちろんボブ・ディランのせいでもないし、死の直接的原因である...

誰もが羨む家系に育ち、容姿にも恵まれ皆に愛されて、なのにどうして若くして寂しい死に方をしなければならなかったのだろう。 光が強ければその分影も濃いということなのだろうか。 アンディ・ウォーホルが彼女を殺したのではない。 もちろんボブ・ディランのせいでもないし、死の直接的原因であるドラッグを提供したDr,ロバートのせいでさえない。 言うまでもなく、誰もがフリークアウトを求めた「時代」のせいでもないだろう。 彼女(そして彼女の兄たち)を死に導いたのは、「家」。 アメリカ有数の名家という鎖にがんじがらめにされた父母との関係が、すべての大元なのではないかと思う。 ”Poor Little Rich Girl”・・・彼女が出演した映画のタイトルが、彼女を端的に現しているような気がして切ない。

Posted byブクログ

2009/10/07

 この本も夢中で読んだ。人をひきつける魅力をもったすてきな女の子のお話で  破滅的な道に向かってしまうけど、彼女は夜のネオンのようにキラキラとしていて  その夜の闇が大きすぎて、闇に飲み込まれてしまったのだろうか。  流れ星のような、イーディの人生。

Posted byブクログ

2009/10/07

内容(「BOOK」データベースより) アンディ・ウォーホルのスーパースター、アンダーグラウンド映画のヒロイン、そして1965年の「ガール・オブ・ザ・イヤー」―60年代の伝説を彗星みたいに駆けぬけていったイーディ。ウォーホル、メイラー、カポーティ、パティ・スミス、リキテンシュタイン...

内容(「BOOK」データベースより) アンディ・ウォーホルのスーパースター、アンダーグラウンド映画のヒロイン、そして1965年の「ガール・オブ・ザ・イヤー」―60年代の伝説を彗星みたいに駆けぬけていったイーディ。ウォーホル、メイラー、カポーティ、パティ・スミス、リキテンシュタイン、ジョン・ケージ、レオ・キャステリ、ギンズバーグ、ラウシェンバーグ…。150余人の証言者が彼女と彼女の生きた時代を克明に語るオーラル・バイオグラフィの傑作。

Posted byブクログ

2009/10/07

この間、『ヴィデオを待ちながら』という展示会に行った。その際、イーディが出演したアンディの作品が上映されていたのだけれども、その所在無さげな彼女の表情が忘れられなくて読んでみた。 イーディは本来、典型的な感受性が強い女の子で、純粋でもある。絵画の才能もあった。そんな子が家庭環...

この間、『ヴィデオを待ちながら』という展示会に行った。その際、イーディが出演したアンディの作品が上映されていたのだけれども、その所在無さげな彼女の表情が忘れられなくて読んでみた。 イーディは本来、典型的な感受性が強い女の子で、純粋でもある。絵画の才能もあった。そんな子が家庭環境や一瞬の名声、ドラックなどに翻弄される姿を見ていると胸が痛くなる。 この本はイーディの周囲の人々に行ったインタビューが掲載されているという形式をとっている。そして、その膨大な数のインタビューを読むことで、イーディの姿が浮かびあがってくる。 アンディー・ウォーホールの生い立ちや、彼が活躍した当時のアートシーンも知ることができる。面白い本。 この本の訳語が自分の感覚とあっていて、素敵だと感じた。お金があったらこの本買いたい。   

Posted byブクログ

2009/10/04

イーディという女の子のことなんて、なんにもまったく知らなかった。なのに! そして知らない人たちがとにかくいっぱい出てきて、彼女のことを憶測から事実までおしゃべりして帰って行く。正直、ぶっとびました。誰が証言したって時代の証言なんて、同じ場所、同じ事実を見ていても、見て、居た、人の...

イーディという女の子のことなんて、なんにもまったく知らなかった。なのに! そして知らない人たちがとにかくいっぱい出てきて、彼女のことを憶測から事実までおしゃべりして帰って行く。正直、ぶっとびました。誰が証言したって時代の証言なんて、同じ場所、同じ事実を見ていても、見て、居た、人の目線によってまったくかわってしまう、不確かなもの。ならばその不確かな言葉を並列に並べて行こう。そうしたときに、始めて、時代の空気、そのときの肌触り、何が真実で何が嘘だったのか、を、読者自身が触ることができる。こんなやり方があったのか!ともう、ただただ驚愕。これがなければ『風都市伝説』は生まれなかった。時代への旅、そして文化への旅、それから自身の心への旅。

Posted byブクログ