韓国のむかし話 の商品レビュー

崔仁鶴【編訳】

2023/05/25

『トラからぬすんだ物語』を読んで、韓国のむかし話に興味を持った。

「きこりと天女」
日本の「天女の羽衣」に似ているが、きこりがおんどりになってしまった結末は意外だった。

「火だねをまもったおよめさん」
先祖代々、家の火だねを守る役目はおよめさん。消えたときには実家に帰されたというから、火の神様はとても大切にされていたのだろう。　

「おどりをおどるトラ」
父親から貰った太鼓をたたき、歌いながら森を進んでいくと、トラが踊ってついてきた。　王さまにトラと太鼓を譲り金持ちになった末っ子の話。　
ユニークな表情で踊るトラが表紙を飾っている。

むかし話を読むと、礼儀や教訓、何より昔の人の暮らしがよくわかる。
様々な動物や、トケビもゾロゾロやってくる。
色々な国のむかし話を読みたくなった。