レッド・ドラゴン(下) の商品レビュー

トマスハリス【著】,小倉多加志【訳】

我々はなぜあれほどこ…

[文庫ＯＦＦ]

我々はなぜあれほどこの凶悪なる物語に惹かれたのであろう。ブレイクの”大いなる赤き竜”の示す人類悪の根源性への共感もあるだろう。映画でのフォスターの透明で壊れそうな繊細さもあったかもしれない。凡百の類似作品がある意味で一巡した今、再びその理由を考える時期かもしれない。

2021/03/02

2021.3.2
翻訳がどうにも苦手。
映画観てるから情景浮かぶしストーリーの面白さもちゃんと分かるけれど、ウィルもダラハイドもレバもイマイチ冴えない。没個性。

新訳版で読み直したい。

2020/12/14

トマス•ハリスの小説を読もうと思い、処女作レッド•ドラゴンを手にとりました。
(映画は、羊たちの沈黙、ハンニバルは視聴経験あり)

新訳版も出ているようですが、入手したのが小倉多加志さん訳の版。
わかりにくかったです…

内容は面白いだけに、機会があれば新訳で再読したいです。

2022/03/02

今までの惨劇は何だったのだとなる、取って付けたような解決に不完全燃焼。赤き竜とか、レクター博士の関与とか、どこに行ってしまわれたのだ。
別作品を手に取ってしまったのかと不安になる。

古過ぎたやもしれないですね。いつか改訂版を読んでみたいと思います。

2016/02/20

特に、会話部分の意味が分からなかったりして、読みにくかった。さいごのネタばらしも、超特急すぎてついていけなかった。

2013/09/05

残忍な連続殺人犯の内面が描かれる。
彼にも同情すべき点は多々あるかに見えるが、
やはり善良な市民を惨殺するのはいか～ん！
と思った(´・ω・`)

2011/09/24

ただのサイコ・スリラー。当時はこれが新しかったのか。あんまり緊迫感がなかった。主人公のキャラを際立たせたほうが良かったのでは。とりあえず、Ｔ・ハリスは制覇。

2011/07/25

犯人の回想シーンと、実は死んでませんでした的な部分が単純で面白く無いな。せっかく実は死んでないをやるのなら、そこからもう一山ないと、こいつは何のために再登場したんだろうか？と疑問を感じる。
レクター博士の存在は、その後の創作物に影響を与えたという意味では面白いですが。単にそれより前の似たような話があれば知らないだけです。

2011/01/02

レクター博士の存在感がすごい。
最後にもっていかれた。
面白かった！
しかしあの家族の崩壊は止まらないのだろうか？切ないけど止まらないし止められないんだろうなあ。
ラストの主人公は心が彼岸に渡ってしまっているような気がした。

2010/03/21

このシリーズの中で小説としては一番好きな作品だ。映画も良かったしねぇ。途中で犯人がわかるのだが　それでも殺人を繰り返す心理描写に驚愕させられた。レクター博士の残虐性とは違う精神的な弱さがこの犯人にはあるので逆に人間的かもしれない。盲目の女性との出会いが彼にもたらしたものは良心への回顧だったのだろうか。映画のレクターとグレアムのシーンをなぜか鮮明に記憶している。