現代に生きる「大学」 の商品レビュー
大学之道、在明明徳。在親民、在止於至善。 大学の道は、明徳(明徳)を明らかにするに在り。 民を親た(あらた)にするに在り。至善に止まるに在り。 親が読むと良い本。子育ての参考にも。 左右わからずとも幼い頃から教養を積み重ねれば自然と成熟した大人になるだろう。 現代においての教養...
大学之道、在明明徳。在親民、在止於至善。 大学の道は、明徳(明徳)を明らかにするに在り。 民を親た(あらた)にするに在り。至善に止まるに在り。 親が読むと良い本。子育ての参考にも。 左右わからずとも幼い頃から教養を積み重ねれば自然と成熟した大人になるだろう。 現代においての教養とはリベラルアーツを指すようだから古典に学ぶのは古臭いかもしれないが、なかなかどうして、はっとさせる新鮮さもある。
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「大学」について分かりやすく書かれた本を探していて、図書館で見つけ読みました。著者は東宮殿下に漢学のご講義をされたほどの方だそうです。大学はもともと「礼記」の一遍だったものを朱子学の創始者、朱熹が儒学の書として表章したものとされています。内容で一番の問題は「格物至知」の解釈でしょ...
「大学」について分かりやすく書かれた本を探していて、図書館で見つけ読みました。著者は東宮殿下に漢学のご講義をされたほどの方だそうです。大学はもともと「礼記」の一遍だったものを朱子学の創始者、朱熹が儒学の書として表章したものとされています。内容で一番の問題は「格物至知」の解釈でしょう。この解釈をめぐって朱子学、陽明学の対立を生みました。もちろん著者もはっきりとは言っていませんが、知の解釈において「知とは良知であり、天から授かった本性である」と解釈している部分、少し陽明学的であるのかなと思います。しかし儒学の古代文献とも言うべき「大学」が一回解説を読んで理解できるものではないとは思います。
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