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最初にアメリカを見た日本人 の商品レビュー

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2014/05/08
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小栗重吉、次郎吉、ジョセフヒコ、サムパッチなど漂流の末日本に帰ってきた人帰れなかった人の冒険譚をまとめた本。 室町時代は海外に日本人町をつくるなど海外進出に積極的だった日本が、鎖国政策により、航海術も造船技術もうしない。その犠牲として漂流民が生まれたとの指摘は首肯できる。日本の政策はその当時とても内向きであったからである。日本人は膨大な資料を読んでも、このような文章にまとめる能力が涵養されていないのではないだろうか。日本人の書く類書は読みやすさを念頭におくためかお話になってしまい。事実や根拠がトレーサブルでなくなってしまう。 古い本だがなかなかの力作。文章も読みやすい。

Posted byブクログ