完璧な病室 の商品レビュー
初期短編の静謐な感じ…
初期短編の静謐な感じ、繊細なイメージがすばらしい。病室や理科の実験室などの空気を伝える描写に惹かれました。
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この小説の雰囲気がと…
この小説の雰囲気がとっても好きです。静かですが、いろんな音が詰まっています。
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初期の作品。村上春樹…
初期の作品。村上春樹や金井美恵子の影響が窺われると思いました。
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少し少女趣味っぽい感…
少し少女趣味っぽい感じもしますが、静かで透明感のある雰囲気がよく出ている初期の短編集です。
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ドライなのに湿っぽくて、明るい部屋なのにとても暗い。 そんな世界の片隅に、小川洋子の世界は初めから存在していた。
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小川洋子の文章はいつも水のように冷たくすっと浸透してくるのだけど、「揚羽蝶が壊れる時」は彼女の文章にしては熱く飲み込みづらいような印象。 「完璧な病室」での食事に対する不快感、食べない者の儚さはよく理解できる。
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小川洋子は高く評価している作家の1人だけど これは初期の作品・・・かな? 今の小川洋子の作品と比べたら もっと生臭い?生々しい?感じがした 今のほうが断然好きだけど これはこれでいいかなと思う 時間がたったら忘れそうだし 今に比べたらかなり劣ると思うので星はギリギリ3つ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【完璧な病室】 「僕は、いろいろなことを何にも知らないまま、死んでいくんだね」 たった一人の肉親である弟の闘病の世話をする姉 うすのろな繰り返しの生活よりも、生活感のない完璧な病室でひっそりと過ごす日々の方が、ずっと快感だ。 けれど息苦しいのは、姉として、弟を愛しいと思っているから。 S医師がちょっと魅力的。 【揚羽蝶が壊れる時】 痴呆の祖母を施設に入れてから、湧き出てくる何が異常で何が正常なことなのか。 腹に宿る命すら異常なのかもしれないと思ってしまう思考は異常なのか正常なのか。 生死の問題よりも、食べる、ってことが二つの話に共通することかな)^o^(
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美と醜のコントラストが強く、食べることをここまで不快にできるのか?!と逆に驚いてしまう感じです。いや、生命活動をそこまで汚く堕とすのですか…orz「完璧な病室」はまだ美しい表現に耐えられたけど、「揚羽蝶が壊れる時」は…ごめんなさい、ホント無理でした。介護職の経験があるので余計…。...
美と醜のコントラストが強く、食べることをここまで不快にできるのか?!と逆に驚いてしまう感じです。いや、生命活動をそこまで汚く堕とすのですか…orz「完璧な病室」はまだ美しい表現に耐えられたけど、「揚羽蝶が壊れる時」は…ごめんなさい、ホント無理でした。介護職の経験があるので余計…。両方の主人公とはどちらとも友人になりたくないたいぷだなぁと。数年後、再読してみたら評価は変わるかな?
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なんか,答えのはっきりしない,不思議の中に自分が最後取り残される感じが好きなんですよね。 背後にはいろいろなことがあって,主人公の行動や言葉があるんですが,何となく分かるような,曖昧ながらも自分とオーバーラップするんです。
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