日本語と世界 の商品レビュー
所収論文初出一覧によると、1952年から1986年の間に発表されたものを、いくつか掲載したもののようだ。 前半は、本居宣長がどのように源氏物語を読んだか、助詞「は」と「が」について、国字改革、国語教育などについて書かれている。 中判では氏が国語学観点から鑑定した狭山事件のことも語...
所収論文初出一覧によると、1952年から1986年の間に発表されたものを、いくつか掲載したもののようだ。 前半は、本居宣長がどのように源氏物語を読んだか、助詞「は」と「が」について、国字改革、国語教育などについて書かれている。 中判では氏が国語学観点から鑑定した狭山事件のことも語られており、興味深い。 後半では、「日本語はどこから来たのか」という大きな問題について書かれている。これについては、過去から現在までどのような研究が行われて、現状はどのような状態であるのかの概略が説明されている。 しかし、私たちは母国語である「日本語」について、あまりにも不関心すぎるようだ。
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