進化論の見方 の商品レビュー
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1989年刊行。著者は静岡大学教育学部生物学教室助教授。 概ねダーウィンに始まる進化に関する学説史を素描した上で、遺伝分子学の基礎概念と分子進化説の概要を解説する。 ただ、少々古いかもしれない。とりわけ分子進化説においては中立性説を越え、ほぼ中立性説などが議論されるなど、議論の進展が顕著であるがゆえ。
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読むのに非常にわかりやすく、私のように進化を学ぶ者にとっては、本棚に置いておき、時々見返したいくらいだ。しかし、この本はもう絶版で図書館にしかなかった。そこが残念。ネットでも公開はしているが、やはりネットでは読みにくいですね。 大部分は今までの進化論をまとめた形であるけれども、...
読むのに非常にわかりやすく、私のように進化を学ぶ者にとっては、本棚に置いておき、時々見返したいくらいだ。しかし、この本はもう絶版で図書館にしかなかった。そこが残念。ネットでも公開はしているが、やはりネットでは読みにくいですね。 大部分は今までの進化論をまとめた形であるけれども、ところどころに河田さんの客観的な考えも混じっていて、それも読んでいて参考になった。 進化論は非常に難しいと実感した。進化論はあくまで人間の考えた一つのストーリーであるから、現実に当てはめようとしてもなかなか難しい。一つの理論では自然の進化の法則を説明できないように感じた。
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