1,800円以上の注文で送料無料

「福祉」が人を殺すとき の商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/07/09

タイトルの衝撃に、思わず手に取った。が、しばらく読み進めると、何となく古めかしい。 発刊日確認したら、1988年発行。昭和63年である。32年前。成る程、古めかしいわけだ(笑)。僕は高2だが、生まれてない人も居るよね。 昔話かぁ、、、と思いつつ読み進めていくと、全く今と同じ問...

タイトルの衝撃に、思わず手に取った。が、しばらく読み進めると、何となく古めかしい。 発刊日確認したら、1988年発行。昭和63年である。32年前。成る程、古めかしいわけだ(笑)。僕は高2だが、生まれてない人も居るよね。 昔話かぁ、、、と思いつつ読み進めていくと、全く今と同じ問題がすでに露呈していたことに驚かされる。 いわゆる生活保護申請者に対する「水際作戦」だ。この本は「水際作戦」により生活保護を打ち切られた40歳前の女性が、三人の息子を残して「餓死」するという痛ましい事件から展開していく。申請する側、される側、両サイドに立った考察を試み、今後の福祉行政のあり方を提案している。 当時としては画期的なルポだったかと思う。

Posted byブクログ

2014/04/20

生保窓口の水際作戦をこの本で知りました。制度があっても、当事者を支える人間がいないと使えない仕組みになっているから、アクセスしやすい仕組みに変えなきゃね。

Posted byブクログ

2009/10/04

1984年、札幌で母子家庭のお母さんが、子どもを残して餓死した。生活保護の打ち切り強制が原因だった。 子どもたちを残して命を奪われたお母さんの思いは、いかばかりであったろう。想像するに余りある。 この直前、国は「水際作戦」という、生活保護を受け付けない方針を強め始めた。 残念なが...

1984年、札幌で母子家庭のお母さんが、子どもを残して餓死した。生活保護の打ち切り強制が原因だった。 子どもたちを残して命を奪われたお母さんの思いは、いかばかりであったろう。想像するに余りある。 この直前、国は「水際作戦」という、生活保護を受け付けない方針を強め始めた。 残念ながら、この事件から後も、水際作戦による犠牲者は、後を絶たない。お母さんの無念とともに、最低限度の生活保障すら省みようとしないこの国の在り方に、ただただ怒りを覚える。

Posted byブクログ

2009/10/04

縁あって福祉に携わる仕事をしておりますが。。。福祉をわが道と決めた一冊がこれです。もし、この本に出会わなければ、違った人生だったかも?なんて思います。今読んでも、哀しみでいっぱいになります。

Posted byブクログ