玄笑地帯 の商品レビュー
筒井康隆全集の月報に…
筒井康隆全集の月報に毎月収録されたエッセイをまとめたもの。「突発性大量創作症候群」が一番笑った。
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筒井氏の連載エッセイ…
筒井氏の連載エッセイ。相変わらず毒を振りまいているが、自虐的なところもあり、テンサイ・ツツイが庶民のレベルに降りてきているのだろうか? 短編小説、エッセイどちらもキレがある。
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筒井康隆のエッセイ集…
筒井康隆のエッセイ集。筒井さんのエッセイに内容に癖がありあますがとても読み易いですよ。僕は長編よりも短編やエッセイの方をお勧めします。
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著者の全集発売を機に月報として著されたエッセイである。無改行も慣れるとなんてことはないが、読むのを中断する区切りが難しい。さすが全集に寄せたものだけあって、著者の作品創作に通底する考え方が感じられた。親本は昭和60年。当時、ティーンエイジャーだった自分には懐かしい話題も多かった。
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1983年から85年にかけて刊行された『筒井康隆全集』全24巻(新潮社)の月報に掲載された、著者のエッセイをまとめた本です。 一回の文章が原稿用紙にして7枚と5行および12字に定められており、「改行なしにどんどん違う話を書く」ということわりがあって、それまでの脈絡とはまったくつ...
1983年から85年にかけて刊行された『筒井康隆全集』全24巻(新潮社)の月報に掲載された、著者のエッセイをまとめた本です。 一回の文章が原稿用紙にして7枚と5行および12字に定められており、「改行なしにどんどん違う話を書く」ということわりがあって、それまでの脈絡とはまったくつながることのない話題に移るなど、えんえんと著者の饒舌な語りがつづきます。「さて。閑話休題。などと書いているが実はこれすべて始めから終りまで閑話ばかりなのだ」とあって、あいもかわらず「閑話」がつづけられるなど、どこを切りとっても純度百パーセントの筒井康隆のエッセイとなっています。 なおイラストは、山藤章二が担当しています。雑誌『カドカワ』に掲載された開高健のSF小説評に対して、著者がその無理解を厳しく批判しているエッセイでは、著者の『狂気の沙汰も金次第』と開口の『開口一番』の文庫版表紙イラストを寄せた山藤の苦しい立場が表現されています。
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内容(「BOOK」データベースより) 「純粋些末事没入力批判」「楽器?武器?生殖器?」「鍋やきうどんに気をつけろ」「コンピューターは馬鹿か」「突発性大量創作症候群」「われらが不満の初夏」「基地外に刃物というが」「馬鹿な神を持つ者の苦悩」「譫妄状態における麻雀」…。黒い笑いがこだま...
内容(「BOOK」データベースより) 「純粋些末事没入力批判」「楽器?武器?生殖器?」「鍋やきうどんに気をつけろ」「コンピューターは馬鹿か」「突発性大量創作症候群」「われらが不満の初夏」「基地外に刃物というが」「馬鹿な神を持つ者の苦悩」「譫妄状態における麻雀」…。黒い笑いがこだまする。高い笑いが降ってくる。毎回改行なしの即興生演奏に、計算された毒が仕組まれた恐怖のエッセイ集。山藤章二のイラスト24点入り。 物凄い昔に読んでバカ受けしたのですが、今読むとくすりとも出来ないのは時代が変わってしまったからで、この本が悪いわけではないのでありましょう。なんだか少しセンチになってしまいました。
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・3/12 あっという間に読了.随分昔に読んだけど、実際にはリアルタイムに筒井康隆全集を毎月買ってたときに読んでいた.そういえば、あの買った全集、どこに行っちゃったんだろう.甲府にいるときだったから、捨てられたな、きっと.
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筒井康隆個人全集にあわせて書いた改行なしの文章がつづくエッセイ。 SF作家たちの王国をみたてたり、文化祭の劇が中止になりそうな高校生からの手紙を掲載したり。 挿絵担当の山藤氏に次回の接続詞を予想されたり、ノーベル賞について考えてみたり。 これでもかとばかりに筒井ワールド全開です。...
筒井康隆個人全集にあわせて書いた改行なしの文章がつづくエッセイ。 SF作家たちの王国をみたてたり、文化祭の劇が中止になりそうな高校生からの手紙を掲載したり。 挿絵担当の山藤氏に次回の接続詞を予想されたり、ノーベル賞について考えてみたり。 これでもかとばかりに筒井ワールド全開です。 自分の書いた話を見返しても、次を見据える突発性創作症候群がやってくる作者の無尽蔵のパワーに圧倒される。
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