石田三成 の商品レビュー
おいたち 三成の奉行抜擢: 北国征伐と三成 奉行に就任 南征北伐: 九州征伐と三成 小田原征伐と三成 奥羽地方の経略と三成 朝鮮出兵と三成: 名護屋下向 渡海・講和交渉 渡海部隊の撤収 三成のいわゆる「策謀事件」とその真相 佐和山城主としての三成: 太閤検地と三成 三成の佐和山引...
おいたち 三成の奉行抜擢: 北国征伐と三成 奉行に就任 南征北伐: 九州征伐と三成 小田原征伐と三成 奥羽地方の経略と三成 朝鮮出兵と三成: 名護屋下向 渡海・講和交渉 渡海部隊の撤収 三成のいわゆる「策謀事件」とその真相 佐和山城主としての三成: 太閤検地と三成 三成の佐和山引退: 秀吉の晩年 家康の誓約違背 三成の佐和山引退 家康の会津征伐 三成の挙兵: 伏見城の攻略 田辺城の攻略 家康の西上決定 東軍の美濃進撃 関ヶ原合戦: 佐和山城の没落 大垣城の会場 家康の大坂入城 三成の最期 三成の人柄と教養
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(吉川弘文館 今井林太郎著)を読む。 秀吉に抜擢され生涯忠節をつくす。 その波乱の生涯と悲壮な結末。本書は 四十年の波瀾に富んだ生涯を、正確な 史料を通してダイナミックに描き出し た。 元本は昭和36年の刊(新装版が昭和63年) 半世紀を経ている事を考える必要はある が、基礎...
(吉川弘文館 今井林太郎著)を読む。 秀吉に抜擢され生涯忠節をつくす。 その波乱の生涯と悲壮な結末。本書は 四十年の波瀾に富んだ生涯を、正確な 史料を通してダイナミックに描き出し た。 元本は昭和36年の刊(新装版が昭和63年) 半世紀を経ている事を考える必要はある が、基礎的な部分はしっかりしている。 人物叢書らしい重みのある一冊である。 関ヶ原の戦い(9月15日)で、石田三成の 心情を知る事が出来る書状が紹介されて いる。9月12日に書かれたこの書状では、 身の安全のみを考える長束正家や安国寺 恵瓊、毛利輝元の不出馬、裏切り者が出 るかもしれないという不安など、決戦を 前に西軍の統制に苦心する心情があふれ ている。 決戦に敗れた三成は、落ち延びて生き残 る道を選び、山中に潜伏するが、とらえ られて、刑死することとなる。 著者は、三成が源平盛衰記を愛読してお り、源頼朝に学んだ(石橋山の戦いで敗 れた頼朝は、落ち延びて再起を図った) としているが、面白い見方である。
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