完訳 三国志(3) の商品レビュー

小川環樹,金田純一郎【訳】

袁紹と誼を通じようと…

[文庫ＯＦＦ]

袁紹と誼を通じようとした自分の幕僚の手紙を、名も見ずにすべて焼き捨てた曹操。乱世が生んだ天才の名に恥じぬ、この処断。冷酷非情な面も見せながら、なぜ綺羅星のごとく人材が彼の元に集まるのか、わかった気がします。一方襄陽では、臥龍孔明がついに出仕。「新人苛め」の網もするりとくぐり抜け、名実共に劉備軍の軍師となった。それにしても、ブレーン不在だった劉備軍でさえこれでは、孔明が曹操や孫権の所へいっても、諸先輩方の袋叩きにあって、腕を振るうことは叶わなかったでしょうね。袁紹を平らげ華北を制覇した曹操。これを跳ね返すた

2021/12/17

いよいよ孔明も出てきて、話が本格的に三雄並び立つ形ができてきた。
さまざまな有名なエピソードの詰まった場面が目白押しの一冊。

2012/02/23

諸葛亮孔明登場の段！！

いくら求めて求めて得たからって食卓も寝台も一緒って…！
どんだけ仲いいんだ。

2009/10/07

官渡から赤壁前哨戦。
中盤、諸葛亮が登場すると全ての中心が諸葛亮になってしまいました。
それまでは曹操も結構良い描かれ方していた気がしたんですが…。（2009年8月22日読了）