宇宙的ナンセンスの時代 の商品レビュー
著者もあとがきで書いているが、そもそもこの人を知るきっかけとなった「僕は始祖鳥になりたい」の取材ノートのような内容だった。宇宙から地球を眺めた宇宙飛行士、ネイティブインディアン、原爆を称える街、山奥のコミュニティで暮らす人々…。はっきりとはわからないが、ニューサイエンスやニューエ...
著者もあとがきで書いているが、そもそもこの人を知るきっかけとなった「僕は始祖鳥になりたい」の取材ノートのような内容だった。宇宙から地球を眺めた宇宙飛行士、ネイティブインディアン、原爆を称える街、山奥のコミュニティで暮らす人々…。はっきりとはわからないが、ニューサイエンスやニューエイジ思想とはこういうようなものなのかと、読んでいる最中に何度も思った。ジェームズ・タレルの火山を使ったプロジェクトの話があったが、以前どこかでこのプロジェクトの資料を見たことがあったなあ。
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アメリカについて描くことで、科学と資本主義を追い求めてきた人類の窮状と、それを切り開く潜在能力を持つ、アメリカ先住民等の円環となった世界への希望を、書く。 十数字年前に書かれたが、古さを感じない。それどころか、己の利益若しくは唯一神のために繰り広げられる抽象的な戦争、発達しすぎた...
アメリカについて描くことで、科学と資本主義を追い求めてきた人類の窮状と、それを切り開く潜在能力を持つ、アメリカ先住民等の円環となった世界への希望を、書く。 十数字年前に書かれたが、古さを感じない。それどころか、己の利益若しくは唯一神のために繰り広げられる抽象的な戦争、発達しすぎたあまりに無気力になった先進国、今と明日の快楽を貪るしか道のない精神の横たわる今現在にこそ、一読されるべき書だと思う。
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