サーカス放浪記 の商品レビュー
サーカスの世界。 ヤクザの世界と一緒で、(絶対に)入れないけど、興味津々。 体験できないヤクザ ジャンルの本は、(ワクワク・ハラハラしながら)何冊も読んだけど、サーカスの本は初めて。 好きな事は、頑張れば出来るんだナ、って一気に読み切りました。 いろんな世界を垣間見る事が出来るか...
サーカスの世界。 ヤクザの世界と一緒で、(絶対に)入れないけど、興味津々。 体験できないヤクザ ジャンルの本は、(ワクワク・ハラハラしながら)何冊も読んだけど、サーカスの本は初めて。 好きな事は、頑張れば出来るんだナ、って一気に読み切りました。 いろんな世界を垣間見る事が出来るから、読書は止められない。 何と出版社が岩波新書。 岩波新書にエール!
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昭和53年冬、初めてサーカスの舞台に立った著者によるサーカスの思い出。女性ピエロ(クラウン)としての日々、サーカスに集う人々の姿。 昭和50年代世の中ではまだサーカスのイメージは怪しい見世物小屋的なものもあったでしょう。そこに大学出の女性が飛び込む。実際に著者が入ったサーカスはそ...
昭和53年冬、初めてサーカスの舞台に立った著者によるサーカスの思い出。女性ピエロ(クラウン)としての日々、サーカスに集う人々の姿。 昭和50年代世の中ではまだサーカスのイメージは怪しい見世物小屋的なものもあったでしょう。そこに大学出の女性が飛び込む。実際に著者が入ったサーカスはその時既に株式会社化しており、前代的なものとは全く違っています。しかしサーカスにはサーカス独特の世界がやはりあり、その中で悲喜こもごも生きていく人たちの姿が活き活きと描かれています。 ただ思い出として印象強いものが書かれているためか、サーカス全体の様子はイマイチ把握しにくくはあります。それどころか著者自身のクラウンとしての姿も余り書かれておらず、著者がサーカス内でどういう位置にいたのかもわかりにくくもあります。それでも著者が感じたサーカスで放たれる強烈な光。それが読者にも投げ掛けられ、その光で照らし出され現れる様々な色と影にサーカスの魅力を感じるのです。
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