乱世に咲く花 の商品レビュー
最近、中国の歴史ドラマにはまっていて、つい先日終わった「三国志~司馬懿 軍師連盟」を見ながら、改めて三国志のことも知りたくなりました。 ずっと昔に何か読んだことはあるのですが… この本は「三国志演義」の、人気のあるエピソードに絞って取り上げてあるので、入りやすいです。 「三国志...
最近、中国の歴史ドラマにはまっていて、つい先日終わった「三国志~司馬懿 軍師連盟」を見ながら、改めて三国志のことも知りたくなりました。 ずっと昔に何か読んだことはあるのですが… この本は「三国志演義」の、人気のあるエピソードに絞って取り上げてあるので、入りやすいです。 「三国志」は、魏、呉、蜀の三国が並び立った時代を中心に、100年ほどの期間の歴史を、直後に振り返って書かれた歴史書。 これは事実だろうと判断したものだけを書いてあるので、あっさりしていて、後につぎつぎと噂や伝承など、注釈が加えられていきました。 「三国志演義」は数百年の後に、それらを加味して書き上げられた小説になります。 主な登場人物は同じですが、書かれた時代の価値観に添って、エピソードにはかなり新解釈と創作が加わっています。 一番よく描かれているのは、蜀の劉備配下の猛将で義にあつい関羽とのこと。 魏の曹操は敵役として何かと史実よりも悪く描かれていますが、関羽のことを高く評価して尊敬しているあたりは好感を持って描かれているのです。 この二人の交流を中心に、乱世に咲いた熱血、友情、信義のエピソードが紹介されていました。 最初に読むにはわかりやすいと思います。
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