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吉備真備 の商品レビュー

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2021/01/31

真備町にGOTOしに行ったら、吉備真備ブームが来たので購入。 真備、ばんばん名前に出会うのに今までそんなに興味が出なかった人物でした。 そんな時に最初に読むにはやはり人物叢書でしょう。 初版昭和36年とあるからかなり古いんですが、その目線はなかったー!と色々新鮮でした。 ドラマ「...

真備町にGOTOしに行ったら、吉備真備ブームが来たので購入。 真備、ばんばん名前に出会うのに今までそんなに興味が出なかった人物でした。 そんな時に最初に読むにはやはり人物叢書でしょう。 初版昭和36年とあるからかなり古いんですが、その目線はなかったー!と色々新鮮でした。 ドラマ「大仏開眼」見た時には、右大臣まで昇った人がこんな朴念仁か〜??みたいな印象だったけど、うん、そうだねむしろもっと上かもしれんな…?程度には。 真備は道鏡政権下での右大臣なので後世道鏡に対する批難が真備にも向けられた面があるらしく、それに関してはこの本で真備と同時に道鏡に関してもそれなりの評価になってます。墾田に関する法令の記述が長いな〜と思ったんだけどそれも道鏡政権の評価として必要な部分でした。 「芸術性に乏しい」とあって、正にそれが取り上げられることの少なさではあると思うけど、いささかも人物の評価を損なうものではないなと思います。 真備自身の著述がちゃんと遺ってないのは残念ですね、終盤にあった『私教類聚』は真備の人となりを感じられそうなので部分的にでも内容に触れられるのはありがたい。 「吉備真備という人は物に逆わず、良さの方を認めて行く。政策の欠点が分らないわけではなく、気のつく限りこれを補う努力をする人であった」の評価すごく好きですね。 奈良時代の中ではやはり稀有な存在だなあと認識しました。 他にもまだ真備に関するもの読んでみたい。

Posted byブクログ

2017/05/08

吉備真備は、入唐の際、鬼から囲碁の手ほどきを受けて一夜にして囲碁を理解し、唐の上手に一目差で勝ったというエピソードが紹介されています。

Posted byブクログ