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ミリー の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2024/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人の母親がたったひとり残された娘の命を戦争から守るために、娘を森の奥へ逃がす。娘は森の中で聖ヨセフに出会い、三日のあいだ守護天使と三人でともに暮らす。そして母親のもとに戻ると…… 「永遠の生としての死を語っている」と訳者あとがきにある。が…… 子を思う母の愛情に歪みを感じてしまうのは現代人だからか。

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2024/02/15

朝晩のお祈りや戦もピンときてないのに 守護天使や聖ヨセフなどは 子どもにはちんぷんかんぷん… 絵は見ごたえたっぷり!

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2022/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

16'00" 戦争を体験させまいと森に娘を逃がし 天使の導きでヨセフに助けられる。 3日だと思って過ごし家に帰ったら 30年の時がたち年老いた母親と再開する。 宗教色が濃いが、童話として気にしず読みたい。 細かく美しい絵が 物語に合っていて引き込まれる。 少し内容が難しいので、中学年以上

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2021/07/05

大切な娘を戦地から遠ざけたいというお母さんの愛情。 生き別れて30年後も娘を思い続ける愛情の物語。 モーリス・センダックさんの細かい描写が 美術館の絵を見ているような気分にさせてくれる一冊。

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2017/06/20

センダックのちょっと奇妙で美しい絵。 とても宗教的な精神が注ぎ込まれたグリム童話だけれど、神聖さを潜めた、奇妙なファンタジーだった。 何人もの子供たちと、夫に死に別れ、たった1人の愛娘と暮らす母子。しかしこの娘との幸せなくらしも長く続かず、暗い戦争の陰が襲う。 母は、娘を守るた...

センダックのちょっと奇妙で美しい絵。 とても宗教的な精神が注ぎ込まれたグリム童話だけれど、神聖さを潜めた、奇妙なファンタジーだった。 何人もの子供たちと、夫に死に別れ、たった1人の愛娘と暮らす母子。しかしこの娘との幸せなくらしも長く続かず、暗い戦争の陰が襲う。 母は、娘を守るために苦渋の決断をする。娘を森へ連れてゆき、3日の間、その森の奥深くにとどまっているようにと、守護天使を信じ、娘をいかせる。。 森のイバラや動物におびえながらも、星に導かれたどり着いたのは、おじいさんの住む小さな家。 そこで3日を過ごすことになるのだが…

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2015/02/25

戦災に巻き込まれた女の子を想う母と神様と…悲しい運命に射す一条の光のような愛のストーリー。 格調高いキリスト教系の童話です。幼い頃、母に買って貰い、大人になった今でも本棚にしまってあります。

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2013/03/30

読み終わった後に涙をこらえた絵本はこれが初めて。基本的には浦島太郎と同じ構造の物語だけど、戦争に翻弄される親子という背景が様々な意味を付け加える。『スローターハウス5』や『パイの物語』同様、辛い現実のために要請された美しい物語。

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2012/12/07

美しい絵に心を奪われました。「かいじゅうたちがすむところ」の著者だったのですね。読もう。 物語は、人が最後死んでしまうから哀しい。それが誰かの慰めであっても。でも最初の手紙はとても素敵だなと思った。だから難しい気持ちになった。哀しい気持ちもあたたかい気持ちがないまぜになって。 ...

美しい絵に心を奪われました。「かいじゅうたちがすむところ」の著者だったのですね。読もう。 物語は、人が最後死んでしまうから哀しい。それが誰かの慰めであっても。でも最初の手紙はとても素敵だなと思った。だから難しい気持ちになった。哀しい気持ちもあたたかい気持ちがないまぜになって。 木が怖かった。松みたいな木があって日本を感じました。

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2012/06/23

(No.12-51) 絵本です。 図書館で何気なくグリムの棚を見ていて、「あれ~、こんなのあったの?」と手に取りました。 本自体は相当な使用感がありかなり読み込まれた感じでしたが、私には新鮮だったので。 訳者あとがきからこの本の事情を抜粋しますと・・・。 この物語は、1816...

(No.12-51) 絵本です。 図書館で何気なくグリムの棚を見ていて、「あれ~、こんなのあったの?」と手に取りました。 本自体は相当な使用感がありかなり読み込まれた感じでしたが、私には新鮮だったので。 訳者あとがきからこの本の事情を抜粋しますと・・・。 この物語は、1816年に母を亡くしたミリーという少女にあてたヴィルヘルム・グリム(グリム弟)の手紙に添えられていたのだそうです。少女の一家が所有していた物語が1974年に売却され、1983年に出版社の手にわたり5年がかりでモーリス・センダックが絵を付け、1988年に出版。 翻訳されたこの本は、同じ年に日本で出版されています。神宮さん仕事が速いです。 ストーリーは題名どおりの内容。 読み終わって、なんと言っていいかすごく複雑な気持ちになりました。これはハッピーエンドなんだろうか。 もし作者を知らずにこれを読み、この本はアンデルセン?それともグリム?と聞かれたら、私はアンデルセンだと答えたでしょう。アンデルセンにも神様が出てくる話が多くて、いつも読み終わって違和感を感じ、今回も同じような感じを抱いたので。 でもこのザワザワした気持ちも悪くない。 そしてモーリス・センダックが5年かけて描いた絵は素晴らしいです。一枚一枚が芸術作品です。 たまに、本に呼ばれたような気がして手に取ることがあります。 図書館の棚をうろついていて、そういう出会いがあると幸せです。 思いがけず良い出会いをしました。

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2016/09/16

内容は面白いけどありがち。。。というか定番。 個人的には美しいイラストに釘付けになってジャケ買い。 多分、このイラストじゃなかったら買わなかったかな。

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