華麗なる二人の女王の闘い の商品レビュー
16世紀ヨーロッパ史…
16世紀ヨーロッパ史を騒がせた2人の女王。生まれながらにして女王としフランス宮廷で育てられ、早い段階でその絶頂を極めたもののフランソワ二世の死を境に下降線を辿り、悲劇の女王とされたスコットランド女王メアリー。屈辱の幼年時代を送りながらも、国民の支持の上に輝かしい栄光を確立したイン...
16世紀ヨーロッパ史を騒がせた2人の女王。生まれながらにして女王としフランス宮廷で育てられ、早い段階でその絶頂を極めたもののフランソワ二世の死を境に下降線を辿り、悲劇の女王とされたスコットランド女王メアリー。屈辱の幼年時代を送りながらも、国民の支持の上に輝かしい栄光を確立したイングランド女王エリザベス。対照的な二人の女王の生き様が同じ女性(著者)の視点を通して描かれています。
文庫OFF
この二人の女王とは、イングランドのエリザベスとスコットランドのメアリーをさします。ほとんどこの二人のことを知らずに読んだのですが、二人の人生というか歴史がわかり、飽きることなく一気に最後まで読めました。
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エリザベス1世とメアリ女王の君主として、そして女としての静かで激しい闘いっぷり。女はこんなに強いものかと思う。何気なくカトリーヌの印象も強かった。「生きながらにして天国を味わった者は生きながらにして地獄をも味わう」などぎくりとする表現が多かった。
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