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ドストエフスキーのおもしろさ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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ドストエフスキーの文…

ドストエフスキーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ,充たされぬ生活から大富豪を夢見るアルカージーなど彼の描く人物像は,現代人が抱える内面の矛盾を表わします。『罪と罰』『未成年』など主要作品の短い言葉からその...

ドストエフスキーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ,充たされぬ生活から大富豪を夢見るアルカージーなど彼の描く人物像は,現代人が抱える内面の矛盾を表わします。『罪と罰』『未成年』など主要作品の短い言葉からその魅力に迫っています。

文庫OFF

2024/01/08

カウンセラーとして共感能力の低さに悩んでいた時、ドストエフスキーを読もうと思った。 けど、原著に取り組む前にガイドがほしかった。 これがその本。 ジュニア新書だけど、手加減なし。大人が読んでも不満を感じない。評論自体の質の高さを感じる。 ドストエフスキーはもっと観念論的な作...

カウンセラーとして共感能力の低さに悩んでいた時、ドストエフスキーを読もうと思った。 けど、原著に取り組む前にガイドがほしかった。 これがその本。 ジュニア新書だけど、手加減なし。大人が読んでも不満を感じない。評論自体の質の高さを感じる。 ドストエフスキーはもっと観念論的な作家かと思っていたけれど、スピリチュアルなキリスト者であることを知った。思想的に馴染めるものを感じたので、敷居が下がった。

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2020/01/14

・8編に分けて、小説のなかの人々、ロシアの風景など小説、評論、手紙などからことばを選びそれと共鳴する短い話が付してある ・絵画の話もでてきて彼にとって絵は見る小説だったそう。レーピンのヴォルガの船曳き人夫についてのくだりとか。 ・ツルゲーネフは生涯のライバル。つぎ読むので楽しみ。...

・8編に分けて、小説のなかの人々、ロシアの風景など小説、評論、手紙などからことばを選びそれと共鳴する短い話が付してある ・絵画の話もでてきて彼にとって絵は見る小説だったそう。レーピンのヴォルガの船曳き人夫についてのくだりとか。 ・ツルゲーネフは生涯のライバル。つぎ読むので楽しみ。 ・トルストイとの金銭感覚の描き方の違い。 ・リルケの、手紙との対比 ・ゴーゴリの外套から出発 ・トルストイはなんか食べてるがドストエフスキーは食べもせずしゃべりぬく ・芥川のクモの糸がカラマーゾフのねぎの話を作り直した再話 ・白痴一巻で断念してた ・人の心を見抜くとセルバンテスを敬愛 ・労働をつまらないじゃがいもと捉えてるところが共感 まずはカラマーゾフから。

Posted byブクログ

2017/03/20

名著からキーワードとなる一文を抜き出して、その言葉を書くに至る背景と共に、ドストエフスキーの本質に迫っていく躍動感ある本だった。 ジュニアには重すぎるような内容なので、大人でも十分に楽しめる一冊。読んだらドストエフスキーを益々好きになる!

Posted byブクログ

2013/08/29

(2002.10.11読了)(2000.01.22購入) ことば・作品・生涯 (「BOOK」データベースより)amazon ドストエフキスーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ、充たされぬ生活から大富豪を夢見...

(2002.10.11読了)(2000.01.22購入) ことば・作品・生涯 (「BOOK」データベースより)amazon ドストエフキスーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ、充たされぬ生活から大富豪を夢見るアルカージーなど彼の描く人物像は、時代を越えて現代人の内面を映します。『罪と罰』『未成年』はじめ主要作品の短い言葉からその魅力に迫る。

Posted byブクログ

2011/03/25

[ 内容 ] ドストエフキスーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。 極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ、充たされぬ生活から大富豪を夢見るアルカージーなど彼の描く人物像は、時代を越えて現代人の内面を映します。 『罪と罰』『未成年』はじめ主要作品...

[ 内容 ] ドストエフキスーの文学には若者の魂を奥底から衝き動かす力があります。 極貧と絶望の果てに殺人へと駆りたてられるラスコーリニコフ、充たされぬ生活から大富豪を夢見るアルカージーなど彼の描く人物像は、時代を越えて現代人の内面を映します。 『罪と罰』『未成年』はじめ主要作品の短い言葉からその魅力に迫る。 [ 目次 ] 1 小説のなかの人びと 2 こころの暗がり 3 人生の重荷 4 生きるよろこび 5 ロシアの光景 6 宗教と科学のあいだで 7 ゆれうごく社会 8 作家たちと ドストエフスキーの生涯 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ