交渉力の英語 の商品レビュー
たがいに相互理解が成立している日本人どうしの「甘え」を排し、英語を用いてさまざまな国の人びとと交渉をおこなうための心構えを説いている本です。 「背骨」(principle)を明確にして交渉をおこなうという本書の中核的な主張は同意できますが、そのほかの議論は散漫に感じてしまいます...
たがいに相互理解が成立している日本人どうしの「甘え」を排し、英語を用いてさまざまな国の人びとと交渉をおこなうための心構えを説いている本です。 「背骨」(principle)を明確にして交渉をおこなうという本書の中核的な主張は同意できますが、そのほかの議論は散漫に感じてしまいます。ユダヤ人の交渉術や各国人の交渉スタイルの相違など、著者自身の体験にもとづく裏づけはあるのかもしれませんが、どこまで一般化できるのか疑問に思えるような話も多く、眉に唾をつけつつ読むほかないような本でした。
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