マーラーとヒトラー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヒトラーとマーラーという対比が、私個人の中にも考察としてあったが、それが本になっているとは驚き楽しみに読んだ。音楽と政治は別、などという言葉が少なくとも20世紀の前半の50年のヨーロッパにおいてはほとんど全く通用しないものであることを改めて痛感させられる類の種類のいくつかの書籍の中の1冊である。強制収容所にも、対外的な「人道的に収容者を扱っている」ことをアピールするためにオーケストラがあるくらい音楽は利用されていたのだから…
Posted by
- 1