韓国の「民族」と「反日」 の商品レビュー
日韓関係を考える上で、様々な示唆を与えてくれる一冊である。例を挙げると、著者は日韓関係について次のように指摘している。 「日韓の関係を見ていると、双方が相手を直視していないことに気づく。その原因は、日本側にあっては対韓蔑視であり、韓国側においては反日である。・・・(中略)・・・い...
日韓関係を考える上で、様々な示唆を与えてくれる一冊である。例を挙げると、著者は日韓関係について次のように指摘している。 「日韓の関係を見ていると、双方が相手を直視していないことに気づく。その原因は、日本側にあっては対韓蔑視であり、韓国側においては反日である。・・・(中略)・・・いずれも対象を凝視し、精査する姿勢を持たないことで共通しているのである。」(107ページ) この指摘の凄いところは、書かれた年代がなんと1982年つまり40年近く前であるということである。つまり、日本も韓国もこの長い年月の間に大きく変化したにも関わらず、日韓関係の根本的な部分は変化していないのだ。 80年代の始めに書かれた本なので古さは否めないが、今でも読み返す価値がある一冊である。
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