異都発掘 の商品レビュー
この本を読んだ後東…
この本を読んだ後東京を見る目が変わる。退屈な都市からある時は魑魅魍魎が跋扈する怨霊都市に、またある時は大量の兵器を隠し持った危険な軍事都市へと東京は変貌するだろう。
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東京の知られざる顔を…
東京の知られざる顔を紹介する本。写真も多く掲載されていて分かりやすい。
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荒俣宏にかかると東京もキラキラではなくなる。 東京の「亡霊」を求めてさまよう。 1987年に発行された本だが、今読んでも興味深い。 東京がなくなると危機感を抱いたところから今回の本が生まれた。 今回の本について、著者は「あらゆる意味でうしろ(レトロ...
荒俣宏にかかると東京もキラキラではなくなる。 東京の「亡霊」を求めてさまよう。 1987年に発行された本だが、今読んでも興味深い。 東京がなくなると危機感を抱いたところから今回の本が生まれた。 今回の本について、著者は「あらゆる意味でうしろ(レトロ)向きの東京観光である」と述べている。 はとバスツアーではまずお目にかかることのないツアーだな。
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銀座の地下に眠る商店街、青山をおおう死者の霊、西新宿に繁る南洋風ジャングル…。いままでの「東京論」が触れなかった巨大都市の知られざる異相をデータを駆使して描く路上観察学。
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1980年代後半、かの荒俣宏がイメージとしての東京を探求した一冊。 当時の雑誌に連載された記事を元にしているだけあり、筆致は軽妙、時としてやや軽すぎるきらいもあります。しかしそこは荒俣宏、南方都市、快楽都市、怨霊都市、そして幻想都市と、東京の、いわばもう一つの姿をじっくりと綴っ...
1980年代後半、かの荒俣宏がイメージとしての東京を探求した一冊。 当時の雑誌に連載された記事を元にしているだけあり、筆致は軽妙、時としてやや軽すぎるきらいもあります。しかしそこは荒俣宏、南方都市、快楽都市、怨霊都市、そして幻想都市と、東京の、いわばもう一つの姿をじっくりと綴っています。 特筆すべきはその情報量。先ほども述べたように筆致こそ軽妙ですが、一文一文に込められた情報の量と質は相当なものでしょう。「南方都市」に記され写された、南方幻想を留める建物や装飾など、今となっては本書以外で痕跡を辿るのも困難では無いでしょうか。インターネットなど影も形もない時代、実地と書籍の双方をどれだけ歩きまわり、調べまわったのか、想像を絶します。 本書が世に出ておよそ30年。書かれた内容自体が歴史の一部となりつつあるからこそ、再読する価値がありましょう。かつての東京幻想に熱狂した方こそ、是非。
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「東京」という都市を、歴史、実測検分、データ、実現しなかった幻想…などなどのいろいろな面から楽しむ本。荒俣宏の豊富な知識と、それらを縦横無尽に結びつけ組み立てる想像力・構成力に驚嘆。
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