仮面のマドンナ の商品レビュー
爆発事故に巻き込まれ…
爆発事故に巻き込まれ、顔と声を失った主人公は、意識が戻った時別人と間違われていることに気づく。ラストは悲しいですね。
文庫OFF
『偶然』の積み重ねで…
『偶然』の積み重ねで、思いもよらない事態に捲き込まれていく主人公。小池作品で、お馴染みの1手法とは分かりつつも、ラストまで目が離せない。自分の身に起きたことに強烈な拒否感を抱き、現実に抗おうとしていた主人公が、やがて別の、生きていく知恵をもって状況に身を委ねていく。。。ある種、ホ...
『偶然』の積み重ねで、思いもよらない事態に捲き込まれていく主人公。小池作品で、お馴染みの1手法とは分かりつつも、ラストまで目が離せない。自分の身に起きたことに強烈な拒否感を抱き、現実に抗おうとしていた主人公が、やがて別の、生きていく知恵をもって状況に身を委ねていく。。。ある種、ホラーに通じる恐怖が垣間見えました。
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事故に巻き込まれ複雑…
事故に巻き込まれ複雑な環境の別人と間違われる。身体に負った障害のため、別人であると署名する事も出来ず・・・ラストは少々呆気ない感じもしましたが、終盤までは『はまり』ましたね。
文庫OFF
別人と間違われ、命を…
別人と間違われ、命を付けねらわれる主人公。しかし、怪我の為に逃げることは叶わない。先が気になって読んでしまいした。
文庫OFF
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小池真理子のミステリー好きなんだな。 事故にあってほかの人と間違われる話。血液鑑定とか、DNA鑑定とか、ほかに本人確認の手段はあっただろうというのは頭の片隅に笑。
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人が他人になりすますことになったらどうなるか、あるいは、自分の存在が完全に掻き消されたらどういう感情を抱くか?そして、その事実を誰にも伝えられない状況に追い込まれたらどうなるのか…。このような状況設定に至らせる導入は少々強引だが、この不思議な境遇を、心のうちを、そしてこの事実を知った男女の機微を幻想的な筆致で描写する佳作である。1987年刊行。
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ジレンマ、葛藤、失意、策略、自由、自律などという言葉が読んでいて思い当たる。 あながち、現実にも起こりそうなことか…。
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ある意味恐怖小説。 話ができないもどかしさが伝わってくる。 最初に筆談した相手がよくなかったかも。 いらいらが募る。 エピソードもあとがきも納得できない。 どうしても幸せな終わりの物語が好きな自分を発見する。 文学は、自分の期待通りにならないことを経験するのにはいいかも。
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市原寿々子は恋人と一緒にディスコでガス爆発事故にあう。寿々子は奇跡的に一命を取りとめるが、顔に大やけどを負い、体も麻痺し自分の意思で話す事もできない。 意識が戻ってみると事故当時偶然間違えて他人のコートを着ていたのが原因で、全く面識のない実業家を夫として持ち、同時に事故死した玲...
市原寿々子は恋人と一緒にディスコでガス爆発事故にあう。寿々子は奇跡的に一命を取りとめるが、顔に大やけどを負い、体も麻痺し自分の意思で話す事もできない。 意識が戻ってみると事故当時偶然間違えて他人のコートを着ていたのが原因で、全く面識のない実業家を夫として持ち、同時に事故死した玲奈に間違われていた。 それを伝える手段を持たずに自宅療養しているうちに、玲奈は夫の多額の遺産を相続する立場にあるなど人間関係が解ってくる。 何とか筆談ができるようになり、誤解を伝えるがそれが吉と出るか凶とでるか。 途中までは興味深く読めたが、玲奈(実は寿々子)が焼死しそうになってからは急展開の連続でもう少し纏め方があったのではないかと思う。
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全くの別人に間違えられ、それを伝える手段も奪われた主人公。 最初は抵抗したものの、ぬるま湯のように穏やかな日常に少しずつ飲み込まれていって・・・ 主人公の感情の変化がありありと描写されていて面白かったです。 最後の方は若干昼ドラみたいな展開ですが。
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