二銭銅貨 の商品レビュー
表題作は乱歩のデビュ…
表題作は乱歩のデビュー作。あの泥棒が羨ましい、という冒頭は秀逸。
文庫OFF
話がうますぎる感は否…
話がうますぎる感は否めない。これも乱歩の世界の一部であるということは事実。
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青空文庫に乱歩作品が掲載されることになっちゃった。 うれしいような複雑な気分。人生の周期でたま~~に乱歩病になる時期がある。 都度、古本屋か普通の本屋さんや大店舗では昔だったら紀伊国屋、今はジュンク堂。 アマゾン組がブックマーケットを席巻しても乱歩だけは本屋で本の型式(文庫タイプ...
青空文庫に乱歩作品が掲載されることになっちゃった。 うれしいような複雑な気分。人生の周期でたま~~に乱歩病になる時期がある。 都度、古本屋か普通の本屋さんや大店舗では昔だったら紀伊国屋、今はジュンク堂。 アマゾン組がブックマーケットを席巻しても乱歩だけは本屋で本の型式(文庫タイプ)で購入する方が欲求を満たした。 大抵、文庫タイプの短編集は二銭銅貨、心理試験、D坂の殺人等6作品くらいがパッケージ。 私は不思議と乱歩作品は本の整理中でもカテゴリーに分けずその他モロモロに置いといたら、いつのまにかどこかに消えてた。 っていう消えてた本分類に位置してた。 作品内容自体がオドロっぽくて内容に愛着があったのでイツイツの初版本とかには興味がなかった。 あったとしても私ごときで買えるもんでもない値段だろうし・・・ (余談:蔵の中の貼雑年譜の原本になると話は違う) 乱歩の文字だけは古新問わず店舗で背表紙を必ずチェックしてる。 10代のころに戦前のミステリー月刊誌「新青年」回顧ブームがあった。新青年の復刻版や当時の作家の復刻版などが結構本屋のメイン棚を独占してた。当時読んだどれかの資料的書物の中で「乱歩作品は新作でもノスタルジーを感じる」って言葉は言い得て妙だと納得。どんな乱歩論より核心です。 二銭銅貨20数年ぶりに青空文庫でスマホで読んだ。ジジイにはスマホの画面のほうが絶対に楽。 イントロ部分は「あのころの私は困窮してた」じゃあなく「ああ、あの泥棒がうらやましい」だったことを発見。ずーっと勘違いしてた。(他人にも吹聴してた・・・) ネタバレしてようが何度見てもD坂、心理、赤い、鏡等は繰り返し読む。(勿論他作品も) でも乱歩も池波もそれぞれ昭和初期、昭和30年代の大衆娯楽エンタ組で貸本屋さんで気軽に借りて流し読んだ本なのがもう少しで夏目谷崎鴎外組に吸収合併しちゃいそう。 なにはともあれ二銭銅貨未読の人はうらやましい。 男二人の謎解きシリーズはホームズから始まって古今東西キャラ設定には最適でどれも余韻が残る。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江戸川乱歩推理文庫読破挑戦その2 江戸川乱歩は子供の頃以来。記憶に残っていたのは 『二銭銅貨』と『D坂の殺人事件』くらい。 改めて感じることは、今読んでも色あせない面白さがあるという事。収録されている作品はどれもおもしろいが、特に『心理試験』が秀逸。 【収録作品】 二銭銅貨 一枚の切符 恐ろしき錯誤 二癈人 双生児 D坂の殺人事件 心理試験 黒手組 赤い部屋
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ビブリアからの流れで江戸川乱歩へ(笑) 完全なミーハーだったけど、すごく楽しめた。 明智小五郎って子どもの頃に見て、何かおどろおどろしいイメージがあって敬遠してたんだけど、大人になった今読んだらとても楽しめた。 他の作品も読みたいな。
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読後、道を尋ねられる度に、この小説を思い出す。 その人の運命を左右するきっかけになっていないか? そんな不安に襲われる。
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まさに名作揃い☆彡世間的な処女作の『二銭銅貨』、明智小五郎の初登場作品『D坂の殺人事件』他好きな作品が多数入ってました。解題や巻末エッセイもいつも興味深く読ませてもらってます。解題では当時の評価や乱歩の苦悩や試行錯誤が書かれていて勉強になりました。
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