天璋院篤姫(上) の商品レビュー
2008年大河ドラマ原作に決定したというので読んでみました。姻戚関係や当時の行事など、とても細かい部分まで書かれているので読み応えがあります。主人公が上にのぼりつめて行く過程やその心境の変化などの描写もいいです。
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まさかこの本が大河ドラマになるなんて思っても見なかった・・・!! 上巻は将軍継嗣問題までですが、家定さまと篤子さまの微笑ましいシーンも多々あります。 薩摩時代も、かつて知られていない篤子様が目に浮かんできます(私も薩摩出身なんで・・・(笑))
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13代将軍家定の御台所、徳川家を影で支えてきた篤姫の一生を描いた作品。大好きな一冊です。すごく読みやすく、引き込まれます。
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ドラマ「大奥」が好きで2008年のNHK大河ドラマになるということで読んでみました。ドラマとは天璋院、滝山、和宮、まったくキャラクターが違います。大河ドラマは誰がキャスティングされるのか楽しみ。(2006/08/16)
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幕末に、皇妹を嫁として迎え、故郷が敵となる状況の中でも迷いなく自分のつとめを自覚して果たした人。慶喜が好きな人は読まないほうがいいかも。
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幕末の頃、薩摩藩の分家の姫から、13代将軍・徳川家定の御台所となった篤姫の一生を描いた作品。 すごく良かった。 14代将軍・家茂に降嫁した和宮の姑としてくらいしか、世間にはよく知られていない存在かもしれないが、女ながらに稀にみる聡明で優しい女性であり、嫁いで3,4年で夫と死別しな...
幕末の頃、薩摩藩の分家の姫から、13代将軍・徳川家定の御台所となった篤姫の一生を描いた作品。 すごく良かった。 14代将軍・家茂に降嫁した和宮の姑としてくらいしか、世間にはよく知られていない存在かもしれないが、女ながらに稀にみる聡明で優しい女性であり、嫁いで3,4年で夫と死別しながら、その後もずっと徳川家を陰で支えてきたその生涯は、実に立派だったと思う。 元々がしっかり者と言うこともあるだろうけれど、孤独を感じながらも自分の与えられた、逆らう事のできない運命の中で、前向きに生きていく姿に、学ぶものが多かった。 大奥の様子や、女達の心の変遷や機微、幕末を裏側から見せてもらったってところなど、読みでがあった。 内容が実に濃いので、普段は読むのが早い私でも、途中何度も考えさせられて、面白くて早く先へ進みたいにもかかわらず、読了までに結構時間がかかって しまった。 読んでて、もっと幕末を研究したくなっちゃったかな。お薦めですね。
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「蔵」しか読んだことがなかったけれど、ただの力強さだけでなく時に周りが狼狽えるほど峻烈な感情を見せる主人公の姿が美しく思えるのはこの人の文章ならではだと思う。次は陽暉楼あたりを。
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フジテレビ「大奥」を見ていた人たちは、覚えているでしょう。第1章で、大奥総取締/滝山が眉をピクっとさせながら頭を下げていた(滝山役の浅野ゆう子は上手かった、見直した!)、徳川第一三代将軍家定の御台所(正室)天璋院篤子の一生を描いた歴史小説です。もちろん、ドラマとはえらいこと違う内...
フジテレビ「大奥」を見ていた人たちは、覚えているでしょう。第1章で、大奥総取締/滝山が眉をピクっとさせながら頭を下げていた(滝山役の浅野ゆう子は上手かった、見直した!)、徳川第一三代将軍家定の御台所(正室)天璋院篤子の一生を描いた歴史小説です。もちろん、ドラマとはえらいこと違う内容です。しかし面白い!宮尾作品は「菊亭八百善の人びと」くらいしか読んでいなかったのが悔やまれる自分。時間を忘れて読んでしまう、独特の文体です。引き込まれます。 さて、あのドラマでは中程あたりから天璋院さまが出てこなくなり、「天璋院様はどうして出てこないの!」と漫画家よしながふみが自著「愛すべき娘たち」(白泉社)の中で登場人物に言わせていたくらい、天璋院は気になる人でありました。滝山に勝るとも劣らず、天璋院さまも素敵だったのですよ。最終回に颯爽と天璋院さまは現れ、やや溜飲を下げたわけですが、それでも飽き足らない方々にお薦めいたします。もちろん滝山も出ます。おほほ。よかったなあ、あの「大奥総取締、滝山にございます」っていうあの言い方!あの目線!ふー、時代劇っていいよなー!
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TVドラマ「大奥」シリーズ第一弾の原作本。薩摩から将軍の正室になった篤姫の物語。激動の幕末にダメ将軍といわれる家定に嫁ぎ苦難の連続ながら、力強く生きる逞しさが好き。
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薩摩島津家の分家に生まれ、藩主斉彬の養女となった篤姫。聡明な篤姫を見込んだ斉彬は、13代将軍家定の正室として篤姫を江戸城に送り込む…。 女性は強い!と思いました。ドラマ「大奥」好きな方は特にオススメ。でも私は慶喜ファン…。
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