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碑銘 の商品レビュー

4.6

13件のお客様レビュー

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2023/08/29

今回の一人称は坂井。初登場時点ではまだ若い小僧っ子扱いでしょうか。 「俺は終わってからジントニックを飲ろうと思っている」という川中が気障過ぎる。がそれがいい。 藤木も燻銀の渋さでいいですねえ。 坂井の成長譚。 「生きてさえいてくれれば…」という坂井が印象的でした。

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2022/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今作の語り手の目的がハッキリした辺りから一気に引き込まれました。 最初はこの語り手が今作の主人公なのかと思っていたのですが、最後の最後(今回の争いの決着という意味での)に川中さんが全部持って行ったので語り手という表現にしました。 このシリーズは今後も語り手の視点は固定で、主人公という軸は川中さんという形で進んでいくのかなぁと、ちょっと気になりました。次作はその辺を気にしながら読み進めてみたいです。

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2022/01/06

惹かれる男に自然と集まる。 真っ直ぐに放たれる情熱はたまらないね。 出てくるもの出てくるものに いちいち興味が惹かれちまう。

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2021/07/04

1作目からの2作目「碑銘」を読んで痺れた✧ 川中、キドニー、藤木からの坂井 坂井に惚れた! このシリーズにハマりました。 ハードボイルド最高!

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2015/09/12

川中、藤木、坂井の三者三様のキャラが立っています。会話の行間に漂う匂いが濃いというか。 ただ、彼らとは別に栗原の爺さんのキャラも好きです。 『碑銘』ってのいいタイトルだと思いました。

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2013/05/09

『ブラディ・ドール』シリーズ2作目。 今作の主人公は25歳のバーテン、坂井。 歯切れのいい文体は今作も健在でテンポ良く読める。 流石に登場人物の喋り方は昭和っぽいが、それは仕方がないかw そういえばこのシリーズ、2作目が好きだって人が一番多い気がする。

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2015/03/17

これを読むとポルシェに乗りたくなります 読んでるうちに、ポルシェに乗りたくなり、酒を飲み、葉巻をくわえたくなる・・・ぐらいはまります。何となくもやっとするときは、こういう小説にどっぷりつかるといいかも。読んだあとは、クルマで夜の海を見に行きましょう。

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2010/10/23

何度読んだことか。 何度も読んだ本、というと、「自分にとって大事な本」だと思われたりするかも知れないが、俺にとって北方謙三のブラディ・ドールシリーズは、多分「カリオストロの城」みたいなもんで、ちょっとの間スカッとした気分になりたい時に読む本で、人生を変えるようなもんではない。 た...

何度読んだことか。 何度も読んだ本、というと、「自分にとって大事な本」だと思われたりするかも知れないが、俺にとって北方謙三のブラディ・ドールシリーズは、多分「カリオストロの城」みたいなもんで、ちょっとの間スカッとした気分になりたい時に読む本で、人生を変えるようなもんではない。 ただ、そういうのは「名作」といっていいのかも知れないが。

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2009/10/04

『さらば〜』で藤木さんにメロメロになっていたあたしに新たなる刺客が! その名は 坂井直司vV24歳 今までに読んだ小説の好きキャラランキングつけたら確実にトップ5に入るぐらい大好きだ☆ 涙なくしては読めない1冊です。

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2009/10/04

坂井登場でっす!! アラスジ→港町N市――市長を巻き込んだ抗争から一年半が経過した。生き残った酒場の経営者と支配人、 敵側にまわった弁護士の間にあらたな火種が燃え始めた。そこへ流れついた若い男。 檻の中で過ごした二年間が男の胸に静かな殺意を抱かせていた。 ・・・らしいよ? 書いて...

坂井登場でっす!! アラスジ→港町N市――市長を巻き込んだ抗争から一年半が経過した。生き残った酒場の経営者と支配人、 敵側にまわった弁護士の間にあらたな火種が燃え始めた。そこへ流れついた若い男。 檻の中で過ごした二年間が男の胸に静かな殺意を抱かせていた。 ・・・らしいよ? 書いてある裏を読んだんだけどさ。こんな話だっけ・・・? 坂井くん、こんなアツイ男だっけ? 社長と藤木、キドニーの間はこんな感じだけども。 坂井の登場シーンがかっこいいのだ。 まず、臭い飯を食った檻から出ると退屈しきっていてなんでも引き受ける気持ちで社長と藤木の殺しを請け負う。 で、かっぱらったBMでN市まで乗り込み行き当たりばったりで社長の会社へバーテンの面接に・・・!  これがまた! シェイカー振らせたらもう!!(大丈夫か私・・・) 登場時、坂井24歳。まだまだ小僧という年齢だけど、昔から習っていた空手を身体が覚えていて これまた結構強い☆ ここですでにメロメロだ。 社長と藤木の坂井への対応はまったく反対で、社長は裏があっても気に入ったら受け入れてしまうけれど、 藤木は社長に危害を加えないかと警戒するのだ。しかし坂井も社長と藤木に惚れちゃうんだなーこれが。 いや、惚れるよ? 誰だってね? ここでも私の好きなシーンを・・・ 藤木「やっぱり、俺が死なんと思ってる」 坂井「運ってやつですよ。死ななきゃ、生きるしかない」 藤木「なんのおまじないだ、ジッポは?」 坂井「死んだら、それに藤木さんの墓碑銘を刻みます。そして俺が使いますよ。それまで、預かっててください」 藤木「勝手にするさ」 この題名の由来だ・・・! ちなみに、藤木刺された直後のラストのシーン。 ますます目が離せなくなってしまった二巻でした・・・

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