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ポール・マッカートニー の商品レビュー

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2020/12/19

1987年。 著者はクリス・サルウィッチ。 翻訳は向七海。 ポール・マッカートニーの伝記本。 家族の構成や、学生時代の成績から付き合ってた女の子までが詳細に書いてあって楽しめた。 祖父から音楽好きな一家だったらしい。 ざっくりしか知らなかった、ジョンやジョージとの出会いと絡...

1987年。 著者はクリス・サルウィッチ。 翻訳は向七海。 ポール・マッカートニーの伝記本。 家族の構成や、学生時代の成績から付き合ってた女の子までが詳細に書いてあって楽しめた。 祖父から音楽好きな一家だったらしい。 ざっくりしか知らなかった、ジョンやジョージとの出会いと絡みや、ハンブルグでのいざこざなんかもすごく面白かった。 バンドに成功後にアメリカへ行った際に、ボブ・ディランが持ってきたマリファナをみんなで吸ったエピソードや、ジョンとヨーコがリンゴのアパートでヘロインやってたら家宅捜索が入って、マリファナだけみつかってリンゴが検挙されたなど、ドラッグ絡みのエピソードの生々しさもすごい。 婚約してたポールが部屋で新しく知り合ったリンダと一緒にいたら、そこに婚約者が帰って来て、翌日婚約破棄の会見を開いたりとか、ジョンとヨウコも同じように一緒にいるところに奥さんのシンシアが帰って来ちゃったとか、聞いたことのなかったエピソードも多い。 そしてアルバムの製作も基本はポールが主導で行ったいた事なんかも、音源を愛してるファンとしては嬉しい情報だし、ポールが裁判を起こして解散を決めたら、ジョンがキレて家に来て、レンガを投げつけて窓を割り、冷笑を浴びせて帰って行ったなど、ビックリするような話も沢山あった。 ポールの伝記だから「ポールはすごい」って方向なのかと思ったら、意外とこき下ろしてたりもしててそのスタンスも笑えた。 ファンには是非読んでもらいたい一冊です。 翻訳の文章が古いので、村上春樹に再度訳して頂きたいです。

Posted byブクログ