ジョン・ケージ の商品レビュー
[ 内容 ] 師と仰ぐマルセル・デュシャンと共に、自らもまた、あらゆる紋切り型の定義を逃れ、あらゆる追跡者から遠く離れて、常に批評家と聴衆を真摯に裏切り続けるジョン・ケージ。 本書は、自らメシアンに学んだ音楽家であると同時に、ヴァンセンヌで現代音楽を講じる哲学者でもある著者が、こ...
[ 内容 ] 師と仰ぐマルセル・デュシャンと共に、自らもまた、あらゆる紋切り型の定義を逃れ、あらゆる追跡者から遠く離れて、常に批評家と聴衆を真摯に裏切り続けるジョン・ケージ。 本書は、自らメシアンに学んだ音楽家であると同時に、ヴァンセンヌで現代音楽を講じる哲学者でもある著者が、この《現代音楽の巨匠》の《作品》が提示する数々の問題…《未完成》、《沈黙》、《偶然》、《不確定性》…に焦点をあて、パス、デュシャン、ドゥルーズ=ガタリ等現代の思想、芸術のコンテクストとの関わりを追いつつ、しかもその活動のもつ多元性、放浪性、根茎(リゾーム)的様相を完全に解読したジョン・ケージ註解であり、1個の稀有な《作品》である。 [ 目次 ] 未完成の美学 演奏者と偶然 無意図の実験 ジョン・ケージの経験主義 ソナタとインタールード ローツァルト・ミックス ソング・ブックス ケージとデュシャン 声、時間の象徴 ジョン・ケージの状況〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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