リカちゃんの少女フシギ学 の商品レビュー
(目次) 第一章 遅れてきたヒロイン 戦後も昭和42年になってはじめて、日本の少女は自分たちの「分身」を獲得した。 第二章 母親かボーイフレンドか パパの人形が登場しないまま、ママとの蜜月が続いている。なぜかボーイフレンドたちの影も薄い。 第三章 アメリカ文化のヒロインVS...
(目次) 第一章 遅れてきたヒロイン 戦後も昭和42年になってはじめて、日本の少女は自分たちの「分身」を獲得した。 第二章 母親かボーイフレンドか パパの人形が登場しないまま、ママとの蜜月が続いている。なぜかボーイフレンドたちの影も薄い。 第三章 アメリカ文化のヒロインVS日本文化のヒロイン アメリカのバービーは自立したヤングレディ像。対するリカちゃんは小学五年生。なぜなのか。 第四章 テクノカルチャーのおやゆび姫 素材革命の申し子・リカちゃんはタフそのもの。マスメディアと商業主義の間をどう泳ぐのか。 第五章 もてあそんだ少女たち リカちゃんをもてあそんだ様々な年齢層の「もと」少女。彼女たちの情念に光をあてるとーー 第六章 もてあそばれたリカちゃん リカちゃんは美人顔ではないのになぜ人気が高いのか。日本独特の「かわいらしさ」の概念に迫る。 第七章 リカちゃんと少女民俗ファッション バービーと違ってリカちゃんは水着が苦手。ロングドレスのたぐいにばかり目線がいく様子。 第八章 リカちゃんとハウスーー戦後の親子二重奏 ふとんからベッドへ、台所からキッチンへ。ドールハウスは、少女と母親の欲望の協奏曲だーー 第九章 リカちゃんは変りうるか 家庭環境や男女関係の激変。ぬいぐるみの攻勢。内弁慶のリカちゃんは、「国際人」になりうるのか。
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