おとなしいきょうりゅうと うるさいちょう の商品レビュー
「何これ?意味わかんない。」久しぶりに、娘からの大きいブーイング頂きました。そうねえ。ちょっと大人好みかな? 「モモ」を読んでもらいたくて、そのきっかけになるかと思って読んだけれど、逆効果になりそうなので、今回は、作者名をふせておきました。
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演劇仕立てで音楽もついてるところが斬新。それぞれの名づけられ方にしばられて悩みに陥るきょうりゅうと蝶。たしかに他からどう位置づけられるかって大事な問題かもしれません。
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エンデが名前にコンプレックスがあったというのには驚き。 それをもとにして書かれたであろう本。 名前ってその人を作っているような気がする。
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ありたい自分/ある自分とは違う名前をラベリングされてしまったきょうりゅうとちょうのお話。 話と音楽(楽譜)と絵。 私は音楽を読めないから読める人よりはきっと楽しめていない。 絵は絵としては良いししっかり挿絵だけれど、好みじゃない上に話の邪魔になる。世捨て人描写(砂漠でターバン)...
ありたい自分/ある自分とは違う名前をラベリングされてしまったきょうりゅうとちょうのお話。 話と音楽(楽譜)と絵。 私は音楽を読めないから読める人よりはきっと楽しめていない。 絵は絵としては良いししっかり挿絵だけれど、好みじゃない上に話の邪魔になる。世捨て人描写(砂漠でターバン)の安易さが嫌い。 そもそもはドイツ語の言葉遊びらしい。 その言葉でこそ面白いというものを別の言葉に移し変えるのは難しいけれど、それにしても言葉の面白さがよくわからない。 火を噴くLindwurmは「きょうりゅう」よりも「ドラゴン」や「怪獣」のほうがふさわしいと思う。 というわけで、好みと理解の双方で私はこの本の真価を理解できていないだろうけれど、あんまり好きじゃないな。 でも、決め付けられたイメージに抗うべく暴れたり息を潜めたりして、抗うという形で縛られてしまう恐竜と蝶のかなしさはリアル。 関連 「エドウィーナ」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4895726967恐竜が「恐竜はこうである」と決め付けられる話。
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Der Lindwurm und der Schmetterling 嬌龍與暴蝶 (中文版:格林)
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