真田太平記(三) の商品レビュー
秀吉が覇権を握って行く過程.第一次上田合戦で徳川軍をこてんぱんにやっつけ,領土は確保されるが,戦国は終わりつつある.その後,真田を巻き込んだ秀吉の策略で北条氏が滅亡し,朝鮮出兵の前夜となるまで.
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小田原攻めから朝鮮出兵前までの時期を扱う巻。 中高生ぐらいのころ吉川英治さの太閤記を好んでよく読んだが、そのころ感情移入したのは、武将。 今、こういう戦国時代ものを読むと、足軽が一つの戦で何十人、何百人「失われた」りするときの、「失われた」人たちのことをついつい考えてしまう。...
小田原攻めから朝鮮出兵前までの時期を扱う巻。 中高生ぐらいのころ吉川英治さの太閤記を好んでよく読んだが、そのころ感情移入したのは、武将。 今、こういう戦国時代ものを読むと、足軽が一つの戦で何十人、何百人「失われた」りするときの、「失われた」人たちのことをついつい考えてしまう。物語の本筋とは関わらないけど。
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本能寺の変の後、甲斐や信濃に侵出する徳川勢と、信州上田の真田氏との間に起こった第一次上田合戦から、秀吉による小田原平定まで。 ちょこちょこと濡れ場が出てくる。 樋口角兵衛って実在の人物かと思っていたら、架空のキャラだった。 真田十勇士は出てこないらしいけど、忍者の子佐助が出てき...
本能寺の変の後、甲斐や信濃に侵出する徳川勢と、信州上田の真田氏との間に起こった第一次上田合戦から、秀吉による小田原平定まで。 ちょこちょこと濡れ場が出てくる。 樋口角兵衛って実在の人物かと思っていたら、架空のキャラだった。 真田十勇士は出てこないらしいけど、忍者の子佐助が出てきているので、どう絡んでくるのか楽しみ。 真田信之に本田忠勝の娘が嫁いでくる。ゲーム「戦国無双」に出てくる稲姫ってこいつかって思った。
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幸村かっこよすぎるぜぇぇええええええ!!! という感じの第3巻目突入。 まだまだ先は長いけど どんどん面白くなってきました真田ファミリー。 上田攻めと小田原攻めがあったり 信幸が結婚したり 名胡桃城陥落したり 問題児角兵衛が帰ってきたり。 盛り沢山!! なんだかんだでさらさら読んでしまう。
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書き方が上手いんだろうな~。 もっとゆっくりペースでしか進まないと思っていたんですが、先が気になってついつい読んでしまいました。歴史モノ、しかも戦国時代なんて人が入り乱れてるので、話にするのすごく大変だと思うんですよね。視点が違うだけでガラリと違う物語になってしまうし。でもどこか...
書き方が上手いんだろうな~。 もっとゆっくりペースでしか進まないと思っていたんですが、先が気になってついつい読んでしまいました。歴史モノ、しかも戦国時代なんて人が入り乱れてるので、話にするのすごく大変だと思うんですよね。視点が違うだけでガラリと違う物語になってしまうし。でもどこかでつながっているのだから、あの人がああしたから、この人がこうなった、というものがある。そのままの時間軸で書いていけばいいというものでもないので、そういう辺り、書き方が上手いのだと思います。薩摩守がかっこいい…戦国時代の人の何がかっこいいって、一本筋が通るところ。 軟弱じゃあ武将は務まらない!っていうことですね。
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3巻は、第一次上田合戦~小田原征伐です。 信幸が稲姫(小松殿)と結婚したり、 直江兼続、石田三成、大谷吉継、伊達政宗などが、 登場したり言及されたりする巻です。 「これはのちに明らかになる」 「この時の変化が大きな影響をもたらすことになる」 といった解説表現が多いことに引っか...
3巻は、第一次上田合戦~小田原征伐です。 信幸が稲姫(小松殿)と結婚したり、 直江兼続、石田三成、大谷吉継、伊達政宗などが、 登場したり言及されたりする巻です。 「これはのちに明らかになる」 「この時の変化が大きな影響をもたらすことになる」 といった解説表現が多いことに引っかかりを感じてきました。 明らかになったり影響があったんだなっていうのは、 読み進めれば分かるように書いてある方が好みです。 人物同士の会話や、関係の説明が多いけど、 一人の人物の内面を掘り下げることは少ないから、 この人物のこの心情に共感する、ということは今のところ少なめです。 さまざまな環境の変化により、歴史上の人物のいとなみが、 目の前を駆けていくさまがさわやかで痛快な点が この物語の楽しさなのかな、と思います。
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池波正太郎さんの作品は とっても わかりやすく、 歴史初心者の人には オススメです。 私も9年くらい前に 歴史に興味をもって 最初は「鬼平」を読みました。 それから いろいろ 読んで、 織田~豊臣~徳川家光くらいまでは だいぶ いろいろ 読みましたが、 今回 違う武将の違...
池波正太郎さんの作品は とっても わかりやすく、 歴史初心者の人には オススメです。 私も9年くらい前に 歴史に興味をもって 最初は「鬼平」を読みました。 それから いろいろ 読んで、 織田~豊臣~徳川家光くらいまでは だいぶ いろいろ 読みましたが、 今回 違う武将の違う視点からのものを 読みたいと思い、また 池波さんへ 返ってきました。 池波さんは登場人物が しっかり 描かれているので、混乱もなく 読み進められます。 いつの間にか 魅力的な人物になっていて ぐんぐん ひきつけられます。 とっても おもしろかった! すぐに 続きを手に取りました。
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子供の頃、児童文学で真田幸村を読み、子供ながら真田十勇士の活躍に胸躍った記憶がよみがえりました。 私の中での歴史小説ベスト5に入ります。 大好きな作品です。
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(全巻合わせての感想) 私の読書人生で、一番読んでいる時が幸せだった本。 狂ったように食べるのも寝るのも惜しんで、次へ次へと読み進み、あっという間に全巻読み終わってしまった。 何がとかじゃなく、ただただ読むのが楽しく幸せで読書の醍醐味を身にしみて体験させてくれた作品。 乗り物...
(全巻合わせての感想) 私の読書人生で、一番読んでいる時が幸せだった本。 狂ったように食べるのも寝るのも惜しんで、次へ次へと読み進み、あっという間に全巻読み終わってしまった。 何がとかじゃなく、ただただ読むのが楽しく幸せで読書の醍醐味を身にしみて体験させてくれた作品。 乗り物に弱い私がバスの中で読んでも唯一酔わなかった本で、後にも先にもその様な本には出会ったことが無い。
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3巻の本筋とはあまり関係がないが、終盤あたりに出てくる挿話の、伊達政宗のあっぱれぶりが楽しめる。大河ドラマとかでは有名な話なのだそうだが、秀吉に「一度ツラ見せに来いや」と言われていた伊達は、なんだかんだと誤魔化して無視。そのくせ、秀吉に贈り物を送って前田利家にとりなしを頼んでいたという。仕方なく小田原攻めに出陣することになったのだが、出陣前夜の送別会で母親に毒を盛られて、小田原攻めに遅刻した伊達。遅刻した理由を秀吉に詰問されたそうだが、果たして、「出陣前夜に実の母から毒盛られました」と言って、信じてもらえたのだろうか・・?にわかには信じがたい実話だ・・(実話なんだけども) 秀吉はこの時の伊達の「いいわけ」を聞いて許したのだという。(なぜだ・・)
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