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冬を怖れた女 の商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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市警の腐敗をあばいた…

市警の腐敗をあばいた刑事が娼婦殺しの容疑をかけられ・・。

文庫OFF

2016/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マット・スカダー、2作目。 殺された高級娼婦、容疑者がかかった刑事の無実を晴らすため、スカダーの捜査が…。前作に比べて格段にプロットが練られている。陰影があるキャラも魅力的なのだけど、2作目にしてスカダーに早くも恋愛対象の女性が出てくるのは意外。まあ、探偵が持てるのは定石だけどさ。 頁数もさほどなく一気に読める。 しかし、驚くのはローレンス・ブロックは前作から2ヶ月後に本書を上梓してるらしい。すごい、ペース。

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2014/08/23

マット・スカダーシリーズ第二弾。お巡り上がりたが、お巡りでないからこそのフットワーク。1970-80年当時だから、物語の進行に固定電話が重要な役割を果たしている。携帯電話の今なら、どんな展開があるだろう?

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2014/04/22

マットスカダー二作目。 最後何で真犯人が推理出来たのかが、 どうもよくわからなかった。 言われてみればそうなのだが実際そう考え着くかなぁと。 雰囲気的なところは好きですが。

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2015/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作より暗くなった気がする。 結局、アル中だし。 基本的に主人公には幸せになってほしいんだよなー。 ミステリとしては面白いと思うが。 それにしても、邦題が狙いすぎてて嫌になる。 あくまで作者が主題ではなくアクセントとしているポイントを、タイトルに持ってくるのはやめてほしい。

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2011/05/31

「外はきれいよ。太陽、それに澄んだ空気」彼女は振り返って私を見た。「あなたは今頃の時期、好き?」 「ああ、とても好きだ」 「私も好き。十月、十一月は一年でいちばんいい季節だわ。でもいちばん悲しいときでもある、ちがう?」 「悲しい? どうして?」 「とても悲しいときよ」と彼女は言っ...

「外はきれいよ。太陽、それに澄んだ空気」彼女は振り返って私を見た。「あなたは今頃の時期、好き?」 「ああ、とても好きだ」 「私も好き。十月、十一月は一年でいちばんいい季節だわ。でもいちばん悲しいときでもある、ちがう?」 「悲しい? どうして?」 「とても悲しいときよ」と彼女は言った。「だって冬が近づいてるんだもの」  というような重たい感じで幕が開き、スカダーは色々あって調査を始める。依頼人は同じ職業だった警官で嫌味な奴。警察内部の腐敗を暴いたのに、また同じ職場に戻れると思っている……。それにその依頼人の妻はとても美人だった。子連れだけれども。  冬が近づく。スカダーの心も温かさを求めてしまう。  本書は、『過去からの弔鐘』に続くマット・スカダー・シリーズの第二作。ニューヨークやそこに住む人たちの生活を、スカダーの目を通して垣間見れるのが面白い。別れた妻の子どもから時たま電話がかかってくるけど、変化があって物悲しい。ある場面では、コーヒーとバーボンのダブルを注文し、怒りに任して飲みすぎてしまう。ついつい感情移入をしてしまう。  本書の事件は謎としてはあれだし、スカダーの解決の仕方があまりスマートではない。が、それ以上に迫るものがある。彼自身の経験からか「殺人はいけない」信条を胸に刻み込んでいるからだろうか。  それにしても最後の電話のシーン、スカダーはどんな顔をしていたのだろう……。

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2011/07/31

アル中探偵マット・スカダーシリーズ。ちょっと、期待しすぎたかな?でも、読むごとに、愛着の湧いてくる主人公。他も読んでみます。

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2009/10/04

なんかちょっとズルイ。。読者にフェアじゃないし。その必要はないのかもしれないけど、マットの視線でストーリーは流れて行くのに、何時の間にか気付いてて結論が出てる。うぅ〜ん、やっぱズルイんじゃないか?

Posted byブクログ