タウト 芸術の旅 の商品レビュー
タウトに関する著者の思い出から導入。坂口安吾がタウトの著作と同題の「日本文化私観」というタイトルで随筆を書いてることについて言及していて、私も先日その坂口安吾の本を読んだばかりだけど、もう何が書いてあったか忘れている。読みなおしたい。 タウトはタウト後の建築界の本流からちょっと...
タウトに関する著者の思い出から導入。坂口安吾がタウトの著作と同題の「日本文化私観」というタイトルで随筆を書いてることについて言及していて、私も先日その坂口安吾の本を読んだばかりだけど、もう何が書いてあったか忘れている。読みなおしたい。 タウトはタウト後の建築界の本流からちょっとはずれていてポストモダニズムを感じさせるところすらあるそうで。ポストモダニズムの台頭は1960年代。 出てくる地名を地図上で見ながら読むのはなかなか楽しい体験だった。アカーツィエンホーフとか辺境も辺境って感じで人集まったか??みたいに思った。 ヘレラウ レッチワース ファルクンベルク(ベルリン郊外のジードルンクのことだけどオランダ国境の方に同名の街があるよう) マグデブルグ siedlung aubenwohnraum(bはウムラウト)(外部住空間) ファランステール ファサード(建物の正面のこと) アインキュッへ(共同炊事) wohnhof カゼルネン(長屋) タウトはリトアニア語で民衆の意味だそうだけど、プロシャ地域の生まれなわけだしもしかするとプロシャ語に由来する名前だったら楽しいのになって思った。タウトの時代には死語になって久しいはずだけど。 リサイクル図書から。
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