キャンパスの生態誌 の商品レビュー
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1986年刊行。著者は名古屋大学教育学部教授。大学史、その中でも、大学の自治、あるいは大学人の政治活動その他活動の自由、教授の自由、教授会の自由・自治という観点から、各国、主にドイツ・アメリカの史的変遷と、現代日本の問題点、大学教育の問題点を検討していく。
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昔は貴族・上流階級のための学校であった。また、そもそも勉強というものが、労働の代わりという意味をもっていたことは、現代ではあまり意識されないものの、教える側も教わる側も意識しなければならないことと再認識した。 また復唱の効用として、一定の既に確定した知識を習得するためには、この...
昔は貴族・上流階級のための学校であった。また、そもそも勉強というものが、労働の代わりという意味をもっていたことは、現代ではあまり意識されないものの、教える側も教わる側も意識しなければならないことと再認識した。 また復唱の効用として、一定の既に確定した知識を習得するためには、この「復唱」は極めて大きな効果があるという。これもちょうど、子が取り組んでいる公文の問題文で「音読」を必ず義務付けていることも思いだした。 本書は、同著者のドイツの大学・アメリカの大学より前に著された新書であり、古今東西の大学に「タイムマシーンで訪れて」いる。臨場感溢れる内容と読みやすさは、著者の一連の著作に共通している。
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内容が古すぎる。 もっと現代の大学、大学生について書かれたものやったら良かったのになぁ。。 大学にまつわる歴史本といった位置づけか。
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