カシスの舞い の商品レビュー
専門用語がたくさん出…
専門用語がたくさん出てきますが、ゆっくりと進行するサスペンスで一気に読めます。お医者さんの書いた小説は真実味があっておもしろいです。
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<読了した文庫を文庫…
<読了した文庫を文庫OFFに売却する前に記念としてレビューを書きます。>精神医学は肉体的な医学分野とことなり臨床実験が難しいだろうなとは素人目にもわかります。それでも科学者は心理追及に日夜努力している。医療の成果の影に人体実験の影が、、、。ミステリーが展開していきます。
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分裂病と覚醒剤中毒の…
分裂病と覚醒剤中毒の治療・研究に成果をあげているマルセイユの大学病院で首なし死体がみつかった。暗号名〈カシスの舞い〉の意味するものは―。そして脳研究所で行なわれている実験とは―。戦慄の科学サスペンス。
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実験用のラットを手に入れるように 人間を手に入れる へえーそうなんかい、凄いじゃん 南フランスのマルセイユ、カシスを舞台に広げられるコワーイお話の中に 帚木蓬生の作品「深い」を再認識 書かれた1983年と言えば帚木蓬生はまだ36歳 彼にも「シモーヌ」はいたのかな ――帚木蓬生氏の作品に接していつも感じるのは、一種の清冽なロマンティシズムである。〈解説より〉
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分裂病と覚醒剤中毒の治療・研究に成果を上げている、南仏マルセイユの大学病院解剖実習室で、首なし死体が発見された! だが、被害者とおぼしき元患者のカルテは消えている。疑惑を抱き、調査を始めた日本人精神科医・水野の周囲で次々に起こる、不可解な事件。暗号名〈カシスの舞い〉の意味するもの...
分裂病と覚醒剤中毒の治療・研究に成果を上げている、南仏マルセイユの大学病院解剖実習室で、首なし死体が発見された! だが、被害者とおぼしき元患者のカルテは消えている。疑惑を抱き、調査を始めた日本人精神科医・水野の周囲で次々に起こる、不可解な事件。暗号名〈カシスの舞い〉の意味するものは。そして、脳研究所で行なわれている実験とは――。戦慄の医学ミステリー。
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カシスの舞いの本当の意味を知った時、戦慄を覚える。しかし、かなりの量、論文を読んでいるような難しさが。
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2014.2.2ー4 フランスで日本人医師が巻き込まれる分裂病と覚醒剤中毒の人体実験に纏わるミステリー。 自然の狂気、人工の狂気、知的狂気、禁欲の狂気それぞれが、カシスの美しい描写と共に一連となり描かれている。
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医学を主軸に様々な問題を描く帚木蓬生お得意のパターンだ。今回は人体実験の倫理性、麻薬カルテルとの結びつきといった実に社会的な部分に踏み込んでいる。たしかに研究医にとって中毒者のサンプルは貴重なものだが、その利用は倫理的に許されるのか、果たしてその先には何があるのか。踏み込むべき領域なのか、明らかにすべき事実なのか。倫理的観念を越えなくては手に入らない事実とは何か。 またサンプルを手に入れるため故意に中毒者を製造していく医師は皮肉にも中毒者さながら。臓器農場にも重なるテーマで重みがある。
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フランス留学経験有りの医者が書いた、フランスのマルセイユが舞台の「医学ミステリー」。筆者が実際に経験しているだけあって、描写が非常にリアルで良い。またマルセイユやカシスという土地の美しさ・雰囲気も感じることができ、読了後はちょっとした小旅行から帰ってきたような気分になった。 「な...
フランス留学経験有りの医者が書いた、フランスのマルセイユが舞台の「医学ミステリー」。筆者が実際に経験しているだけあって、描写が非常にリアルで良い。またマルセイユやカシスという土地の美しさ・雰囲気も感じることができ、読了後はちょっとした小旅行から帰ってきたような気分になった。 「なんて酷いんだ」と思わされるシーンでもどこか上品で絵になると思ってしまったのは、私がフランスに抱くイメージによるものなのだろうか? 私がこの本を読むにあたって唯一失敗したことは、本を読む前にカバー裏表紙の粗筋を読んでしまったということである。もしこれからこの本を読もうとする人は、カバーをかけてできるだけ粗筋を読まないでおいた方が楽しめるだろう。
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分裂病と覚せい剤中毒の研究をするフランスの大学病院を舞台に起きたバラバラ殺人をきっかけに脳研究所での人体実験があばかれていく。 この世には4つの狂気があるという。
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