見えない機関車 の商品レビュー
鉄道ミステリの傑作を…
鉄道ミステリの傑作を集めたアンソロジー。編者が鮎川哲也氏なので、安心して読めます。
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「汽車」ということば…
「汽車」ということばに郷愁をそそられる読者に、適材適所の編者を得た最上の贈り物である。
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鉄道ミステリというと、すぐに時刻表によるアリバイトリックや動く密室トリックを思い浮かべるが、このアンソロジーは鉄道ミステリ―という範疇の領域を大きく広げ、様々な作品を紹介している。今では聞くことの無い(聞いたことのない)作家の作品が多い。一部未読、抄読。以下、興味深かった作品。 ...
鉄道ミステリというと、すぐに時刻表によるアリバイトリックや動く密室トリックを思い浮かべるが、このアンソロジーは鉄道ミステリ―という範疇の領域を大きく広げ、様々な作品を紹介している。今では聞くことの無い(聞いたことのない)作家の作品が多い。一部未読、抄読。以下、興味深かった作品。 「急行列車の花嫁」 海野十三 何が起こっているか分からないままに展開する列車を舞台とした探偵小説。 「森林鉄道みやま号」 井口康子 実在した森林鉄道を舞台にした殺人もトリックも登場しない 「グリーン車の子供」 戸板康二 これも新幹線のグリーン車を舞台にしたちょっとした謎解き 「幻の指定席」 山村美紗 新幹線指定席券にまつわるアリバイトリックとアリバイ崩し 「見えない電車」 小林久三 別作品でもみかけたアクロバットなトリック
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