魔界水滸伝(1) の商品レビュー
平凡な大学生、涼が巻…
平凡な大学生、涼が巻き込まれる神話と妖怪奇談の世界…栗本薫お得意のSF作品ですが、一応始まりはちょっと昔の日本ですので、涼を通して身近な世界から気づくと不思議な世界へと入り込んでしまいます。後々の涼を思うと・・・
文庫OFF
栗本薫お得意のSF作…
栗本薫お得意のSF作品。舞台は現代(っていっても結構昔。昭和の香りただよう時代です)謎の妖怪?ツァトゥグアをめぐり、平凡な大学生、涼が巻き込まれる神話と妖怪奇談の世界…やがてそれは世界を巻き込み…。グインの世界とはまたぜんぜん違う、かなりダーク(初期のグインみたい)な作品です。
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クトゥルフ神話ものが読みたくて仕方ない今日この頃ですが、満を持して拝読致しました。 まさかの挿絵が永井豪ですごく…コミカルです…。 デビルマンの影響か栗本薫節ゆえか、尚更こう…安西と涼がホモホモしいのは何故だ…。 いや、ここからリアルにそういうのがあるらしいから、オラワクワクすっ...
クトゥルフ神話ものが読みたくて仕方ない今日この頃ですが、満を持して拝読致しました。 まさかの挿絵が永井豪ですごく…コミカルです…。 デビルマンの影響か栗本薫節ゆえか、尚更こう…安西と涼がホモホモしいのは何故だ…。 いや、ここからリアルにそういうのがあるらしいから、オラワクワクすっぞって感じで読み進めたい所存。 クトゥルー…ネクロノミコン…ツァトゥグァ…。 まだまだ不勉強なので、次巻が楽しみだ。
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ラヴクラフトで脳内がクトゥルフ神話になっている私に、お世話になっているultramanさんからご紹介頂き拝読。 凄く好みです、これ。中二心がギュンギュン擽られます。表紙と挿絵が永井豪先生なのにびっくりしましたが、一時期携帯の待ち受けにしてた程デビルマンが好きな私は大喜び。 本書...
ラヴクラフトで脳内がクトゥルフ神話になっている私に、お世話になっているultramanさんからご紹介頂き拝読。 凄く好みです、これ。中二心がギュンギュン擽られます。表紙と挿絵が永井豪先生なのにびっくりしましたが、一時期携帯の待ち受けにしてた程デビルマンが好きな私は大喜び。 本書からラヴクラフトを知った方も多いようですが、それも頷けます。 これは気になる!だって面白い呪文がめっちゃ出て来ますから!!(出たー!って家で叫んでました) フングルイ、フタグン!イアー!!と歓喜。誰かに見られたら危うく私もラヴクラフト作品のようにその手の病院に連れて行かれる所でしたが独りでしたので耐えました。 さてお話はクトゥルフ神話がベースですがこちらはとっても分かりやすいSF怪奇小説といった感じです。 自分がどろどろに溶けていく悪夢にうなされる超絶美少女の美姫と、同じく悪夢に襲われている平凡すぎる自身に悩んでいる涼。 婚約者を継母に取られ苦悩の末におかしくなってしまった落ちぶれかけている名家のお嬢様、華子。 面識の無かった3人が怪しい美女、伽椰子に導かれてこれまた怪しい美青年(目は空洞らしいので怖いですけれど)大和の元へ集います。 そこで涼は「まだ目覚めてないんかい、この役たたずが!」と見ず知らずの人間(の格好をした人間じゃない方々)にボコボコに言われた上に、邪神の1人ツァトゥグァに出くわしてしまう事に。 この方は存じ上げ無かったので調べたんですが、猪と蛙を足して割ったような神様でした。作中で「異臭がする」と書かれていましたが確かに臭そう。 美姫と華子は既に目覚めており、自分たちが『翼』『地這い』の長だと自覚しています。涼は本来1番戦闘能力の高い『火の民』の長だと認識されていたのですが、もしかして弟の方じゃね?と勝手に言われた挙句に殺されそうに。(この三者は『妖怪』の括りみたいです。) これが原因で涼は引きこもりになってしまうのですがそりゃそうだよ!!私も失禁して部屋に戻って鍵をかけて二度と外に出ません。 ところが涼くんは頑張り屋さんなのです。得ダネを求めてやってきたルポライターの雄介と出会い、2人でこの謎を追う事に。 一巻はまだ本当に始まったばかりなので、邪神と妖怪が敵なのか味方なのか謎ですし、人間はどこの立ち位置になるのかも分かっていません。 まあ、どの道人間は「この下等生物が!」とか口汚く言われてボコボコにされるんだとは思うのですが、その人間の1人が禁書を持っており邪神を呼び寄せてしまったのです。 始まりましたクトゥルフ神話が。この禁忌の呪文を唱えてしまったのが華子の父、隆道。 嫁は若い男ばっか漁るし娘はおかしくなるし、もうええわい!邪神来い!地球滅べ!と禁断の言葉を唱えてしまったのです。 隆道を尋ねて来ていた雄介と涼ですが、タイミングの悪い時に時間差で邪神が登場、みんな大好きニャルラトホテプさん!にゃるにゃると人間に襲いかかり阿鼻叫喚。 あー、面白い。 これから涼がどうなって行くのか、どんな邪神さんが出てくるのかとても楽しみです。 ultramanさんありがとうございました♪ しかし本屋大賞ノミネートの『黄色い家』に星2を付けておいて本書には星5…。私もクトゥルフに侵されているのかも知れません。 課題があるのに気付けば邪神の絵を書いていて夜中に我に帰る事もありましたし、まさか我が家のどこかに禁断の書物が…(単なる現実逃避) 1つ面白い事がありました。図書館で書庫から出して貰ったのですがなんか裏表紙硬いなーと思っていたら、小学校の図書館で使っているような縦長の紙で出来た貸出カードが、お手製のポケットに入っていました。 『魔界水滸伝』と手書きで書いてあり貸し出した日のハンコが押してあるのですが昭和57年!! 時を超えて令和6年の私の手元に来たこの感動。どんな方が読んだんだろうと想像して感傷に浸ってしまいました。
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【概略】 「妖怪」と称される先住民族、「地這い」「翼」「火の民」・・・永い時を経て、細分化された異種族が、今一度集結することとなった。その理由は、万物の霊長たる人間のためではなく、異次元からの侵略に備えるためだった。ルポライター・安西雄介は、伊吹涼という少年を通じ、この超越世界の...
【概略】 「妖怪」と称される先住民族、「地這い」「翼」「火の民」・・・永い時を経て、細分化された異種族が、今一度集結することとなった。その理由は、万物の霊長たる人間のためではなく、異次元からの侵略に備えるためだった。ルポライター・安西雄介は、伊吹涼という少年を通じ、この超越世界の争いに、巻き込まれていくこととなった。 時期不明 読了 時期不明 読了 2018年9月28日 読了 【書評】 ラブクラフトの「クトゥルフ(クトゥルー)」を知るきっかけとなったシリーズ。全20巻。元々、寺社仏閣巡りが好きで、歴史にも興味がある立場なので、登場する先住民族の話など、そのどれもがそそられるんだよね。 そして、胆力があり、人間界の様々な「光と影」をくぐりぬけてきた主人公・安西雄介の個性。ストーリーは、キャラクターがしっかり立つと面白くなる、というけれど、第1巻にして安西雄介のキャラは、強烈。 正直、読むのもう何度目かわからないぐらいだけど、今回も、楽しくページをめくれそう。
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内容(「BOOK」データベースより) 夜毎、ぬめぬめと体にまとわりつく不快な夢。“目覚めよ、古の者の裔よ”と耳元に囁きかける声。いま、日本全土の妖怪たちが時空を超えて蘇りつつあった。過去、先住民族として栄華を誇ったにもかかわらず、現代では僅かに民話伝説の類の中でしか痕跡を認められ...
内容(「BOOK」データベースより) 夜毎、ぬめぬめと体にまとわりつく不快な夢。“目覚めよ、古の者の裔よ”と耳元に囁きかける声。いま、日本全土の妖怪たちが時空を超えて蘇りつつあった。過去、先住民族として栄華を誇ったにもかかわらず、現代では僅かに民話伝説の類の中でしか痕跡を認められない魔界の使者たちが、再びその復権を求めて胎動しはじめたのだ。―妖怪たちの大同団結。そして妖怪大戦争がはじまる…。絢爛にして壮大なる伝奇SFのシリーズ第一弾。 高校生の時にグインサーガではまって、既刊を読んでしまった為魔界水滸伝にも手を出しました。中二病を大いに刺激されて現実に戻れなくなりそうでした。
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栗本薫さんのSF伝奇小説。未完です。人間より古くから地球に住んでいた先住者(日本古来の妖怪たち)と、異次元からの侵略者クトゥルーの神々と人間の、地球の覇権をかけた三つ巴の戦いを書いています。永井豪先生の表紙・挿絵が圧巻です。 平凡で気の弱い普通の少年伊吹涼と、左翼ゲリラ出のルポラ...
栗本薫さんのSF伝奇小説。未完です。人間より古くから地球に住んでいた先住者(日本古来の妖怪たち)と、異次元からの侵略者クトゥルーの神々と人間の、地球の覇権をかけた三つ巴の戦いを書いています。永井豪先生の表紙・挿絵が圧巻です。 平凡で気の弱い普通の少年伊吹涼と、左翼ゲリラ出のルポライター安西雄介と天才民間学者加賀四郎が出会い、おどろおどろしい不思議な事件に巻き込まれてゆきます。
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