天狼星 の商品レビュー

栗本薫【著】

2023/05/28

1986（昭和61）年発行、講談社の単行本。なんとなく栗本薫の後期の作品というような気がしていた。このなんとも言えない猟奇的な作品。妙に伊集院大介が超人的に活躍する。もっと後期になれば伊集院大介の超人さも、落ち着くような気がするのだが、この作品では妙に感じてしまう。作品としては途中からの怒涛の流れは、この作者らしいと思うのだが、話が落ち着くところがないのはどうなんだろう。最終的にはこの作品は好きな作品ではありません。

他：初出誌「小説現代」昭和61年2月号～5月号、

2011/09/03

美人ファッションモデルが続けて殺され、バラバラ死体の部分が発見される事件が起こった。死体には喰われたらしい痕跡が残され、シリウスと名乗る犯人が警視庁の山科警視に12の星座の女ともう1人、13人の殺人を予告してきた……。

2009/10/04

うーん、気持ち悪い。気持ち悪いよー！横溝正史の世界じゃない？ぶきみー！これもでもそういう天では決してミステリーではないなぁ。謎解きして楽しむという感じじゃないもんね。'90いよいよ完結編が出たというので読み返し始めた。前回よりシリウスに嫌悪感をもたなくなっている。共感するわけでもないけど。伊集院さんの出てくる話は全部読んだはずなのに知らない事件が話題にのぼる。そういえばこの話ってカオルさんがちーとも出てこんね？'93