日本文化の深層を考える の商品レビュー
タイトルに惹かれて読んでみた。 4人の民俗学に携わる著者たちのシンポジウムを書籍にしたものであるので、さらっと読める。 若干、弁証法的な感じがしてしまったのだが、にも関わらず、最終的に収斂することのない議論だったので、なんとなく座りの悪い読後感。 でも、もとより一筋縄ではいか...
タイトルに惹かれて読んでみた。 4人の民俗学に携わる著者たちのシンポジウムを書籍にしたものであるので、さらっと読める。 若干、弁証法的な感じがしてしまったのだが、にも関わらず、最終的に収斂することのない議論だったので、なんとなく座りの悪い読後感。 でも、もとより一筋縄ではいかないのが、文化というもの。 そういう意味では、タイトルに偽りなし、ではあった。 余談ではあるが、宮田氏の文体が一番リズムがよく、網野氏、塚本氏の文体は、どうにもとっつきにくかった。
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