風に訊け の商品レビュー
読者の質問形式に答え…
読者の質問形式に答えると言うものですが、一つ一つに明快な回答やひねった回答 等々、面白く読めます。開高健さんの深みと渋みのある他のエッセイとは異なり、風呂につかりながら、たまたま開いたページをよんで楽しめるような本です。トイレの中や、寝る前に数ページといった読み方も楽しいと思いま...
読者の質問形式に答えると言うものですが、一つ一つに明快な回答やひねった回答 等々、面白く読めます。開高健さんの深みと渋みのある他のエッセイとは異なり、風呂につかりながら、たまたま開いたページをよんで楽しめるような本です。トイレの中や、寝る前に数ページといった読み方も楽しいと思います。
文庫OFF
作者の本はたぶん初めて読んだ。POPEYEに紹介されてたので読んでみた。本当にたくさんのテーマについて答えていたが、テキトーな答えもあったけど、面白いものも多かった。かなり前の本だけど、今にも通じることもあって、だらけられる時はだらけて、がんばる時はがんばって、恐れずになにごとも...
作者の本はたぶん初めて読んだ。POPEYEに紹介されてたので読んでみた。本当にたくさんのテーマについて答えていたが、テキトーな答えもあったけど、面白いものも多かった。かなり前の本だけど、今にも通じることもあって、だらけられる時はだらけて、がんばる時はがんばって、恐れずになにごともやることが大切かなと思った。
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開高健の「人生相談」。週刊プレイボーイに載ったものらしく、質問も回答もシモネタ満載。「一気に読まないでください」と自分で言っているけど、このひとのアブラギッシュな文体といい、文章に押し込まれたバイタリティといい、博覧強記といい、物理的な持ち重りを感じるほどで、一気に読むと胸焼けが...
開高健の「人生相談」。週刊プレイボーイに載ったものらしく、質問も回答もシモネタ満載。「一気に読まないでください」と自分で言っているけど、このひとのアブラギッシュな文体といい、文章に押し込まれたバイタリティといい、博覧強記といい、物理的な持ち重りを感じるほどで、一気に読むと胸焼けがする(そういうつもりで一気に読むなと言っているわけではないと思うが)。ちょっとずつ読むのがよい。個人的には「オーパ」みたいに写真と半々ぐらいがちょうどいいと思う。 初版が1984年。セクハラもパワハラも概念そのものがなく、くわえタバコで仕事して、宴会ではイッキ飲みで盛り上がるという、今考えば無茶な時代だったなあと読みながらなんとなく思い出す。開高健がそういうのを推奨しているわけではないので念の為。
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開高健は、夏の闇や、ベトナムの本などを読んでいた。生き死にを見てきた人が、人生相談?にどのように答えるのか、どういう視点があるのか、また、どんな質問があるのか…ということに興味がわいて購入。 質問に対し、回答という形式で進んでいく。開高健だが読みやすい、分かりやすい(笑)知識量に...
開高健は、夏の闇や、ベトナムの本などを読んでいた。生き死にを見てきた人が、人生相談?にどのように答えるのか、どういう視点があるのか、また、どんな質問があるのか…ということに興味がわいて購入。 質問に対し、回答という形式で進んでいく。開高健だが読みやすい、分かりやすい(笑)知識量に圧倒されるが、何分プレイボーイに連載されていたものだから、下ネタ?が多い。電車で読んでいて隣の人に覗かれると恥ずかしいような文字が大きく太文字になっていたりして慌てた。 風に訊け、答えは自分の中にある。 私はそんな風に思った。
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小気味良い、それでいて暖かい回答が良かった。うじうじしている時間があればなんでもやってみようと思った。
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「読者から寄せられた難問、奇問、珍問に人生の達人・開高健が名回答」 文庫本の裏表紙より。若い頃、この「風に訊け」が読みたくて、毎週「週刊プレーボーイ」を買ってたなぁ。その博識、ユーモア、辛辣、ジョーク、エロ、たっぷりで軽妙洒脱な回答ぶりに、感心したり、唸ったり、笑ったり・・・とに...
「読者から寄せられた難問、奇問、珍問に人生の達人・開高健が名回答」 文庫本の裏表紙より。若い頃、この「風に訊け」が読みたくて、毎週「週刊プレーボーイ」を買ってたなぁ。その博識、ユーモア、辛辣、ジョーク、エロ、たっぷりで軽妙洒脱な回答ぶりに、感心したり、唸ったり、笑ったり・・・とにかく面白く、何度も読み返してしまう一冊です。
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気軽に読める開高さんの相談受け答え本。 雑誌『プレイボーイ』に掲載されていたらしく、エロが多いけど読み物として普通におもしろい。 挿絵に独特の魅力があって楽しみながら読めた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 読者から寄せられた難問、奇問、珍問に人生の達人・開高健が名回答。 笑い、ユーモア、ブラック・ユーモア、そして教養に満ちた異色の書。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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今の10代、20代の若者諸君は、開高健先生のことを知っているのだろうか。小生が、帽子にメガネに、ツイードのジャケットを着るようになったのは、なにを隠そうこの開高健先生の物まねである。飲めないドライマティーニをサントリーバーで飲み始めたのも、ライターの原稿を書くようになったのもそう...
今の10代、20代の若者諸君は、開高健先生のことを知っているのだろうか。小生が、帽子にメガネに、ツイードのジャケットを着るようになったのは、なにを隠そうこの開高健先生の物まねである。飲めないドライマティーニをサントリーバーで飲み始めたのも、ライターの原稿を書くようになったのもそう、この御大のおかげである。まぁ、小生の話はどうでもよい。 開高健は、洋酒のPR誌『洋酒天国』の編集やウイスキーのキャッチコピー(トリスウイスキーの「人間らしくやりたいナ」が有名)を手がけた広告マンであり、芥川賞作家であり、ベトナム戦争の生き残りであり、オーパであり、世界を渡り歩く釣り人でありグルメである。この本は、週刊プレイボーイでの連載をまとめたもので、ファンであり熱心な読者のハガキの質問に答える形式でやりとりがされている。今なら、リリー・フランキーさんが同じく週刊プレイボーイで連載している人生相談の先駆のコーナーかもしれない。まだ行っていない茅ヶ崎にある開高健記念館に行こう。 開高氏のマグナカルタ九章という名言があるので記しておく。 1、読め 2、耳をたてろ 3、目を開いたまま眠れ 4、右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ 5、トラブルを歓迎しろ 6.遊べ 7、飲め 8、抱け、抱かれろ 9、森羅万象に多情多恨たれ 補遺一つ。女に泣かされろ (日本ブックツーリズム協会 テリー植田)
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芥川賞作家・開高健が、読者の 難問・奇問・珍問・チン問に 真っ向から答える。 きまぐれ図書館のレビューはコチラ http://ameblo.jp/kimagure-library/entry-11424618744.html
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