幻の流氷特急殺人事件 の商品レビュー

辻真先【著】

2013/12/29

流氷が鳴くオホーツク沿岸で、名物観光列車が奇々怪々な事件に遭遇―というリレー式推理小説の筆者たちが、おそるべき運命の糸にたぐられて…。推理小説の中に別の「推理小説」という二重構造の、複雑重層的な謎解きをするのは、ご存知ポテトとキリコの名コンビ。贅沢さ極めつきの傑作長編ミステリー。 （「BOOK」データベースより）

それほど古い本ではないのですが、表紙の画像がどこにもないんですねえ。

作品自体ももちろん殺人事件を扱ったミステリですが、作中作のリレー式推理小説がなかなかおもしろく、1粒で2度美味しい作品でした。
ほとんど読んだことのない辻作品なので、なじみのないポテトとキリコがどうも好きになれず……。
言い方は悪いですが、うざかった(苦笑)。

軽く読み終わってしまいましたが、良く考えると事件もトリックも壮大なスケール！
冬のオホーツク海、寒いんでしょうね。
いつか行ってみたいです。