加藤清正(下) の商品レビュー
とても理性的で、感情の理由までも文章できちんと説明している。清正の本にしては小西がマシでよかったです(笑)清正は…もっと人間らしく書いてくれたらさらに好感持てたかな。素敵なんだけど、あまりに良い人で。彼と仲良しな正則と幸長がお気に入り。
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前半部分、朝鮮出兵時の小西と加藤のまるでいたちごっこの様な掛け合いは見ていて妙な気分になります。 ひたすら自分と三成がやらかしちゃった(ある意味)悪事を隠そうとする小西と、ひたすら命令を忠実にこなそうとする加藤。 戦国時代を勝ち抜いてのし上がってきた大名達が異国の地に行ったことに...
前半部分、朝鮮出兵時の小西と加藤のまるでいたちごっこの様な掛け合いは見ていて妙な気分になります。 ひたすら自分と三成がやらかしちゃった(ある意味)悪事を隠そうとする小西と、ひたすら命令を忠実にこなそうとする加藤。 戦国時代を勝ち抜いてのし上がってきた大名達が異国の地に行ったことによってどうしてこんなにもおかしな行動をとってしまうのか本当に理解ができません。歴史学上でも朝鮮出兵時の彼等を理解できる人はいないようですが、それにしても鬱になります。 関ヶ原が終わると打って変って清正がきらきら輝きだして、今までの鬱さがどこかに行ったように面白くなりましたよ! 必死で秀頼を守ろうとし、家康に首を垂れる姿はちょっと涙ものです。 何が皮肉かって、彼が死んだたった三年後に大坂の陣が起こり、彼がいれば大阪方が確実に勝利を治めていただろうと言われている事です。 前半部分は本当に辛かったけれど、最後は男でした。カッコ良かった。さすが海音寺さん!!
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秀吉の死によって朝鮮出兵は不毛のうちに終る。清正・行長の間に根深い対立を残しただけだった。武断派と文治派を代表するその対立は、関ヶ原の勝敗を分ける決め手ともなり、世は徳川氏のものとなった。慶長16年、家康と秀頼の対面が無事終るのを見届けた清正は領国熊本でその生を終える。大阪夏の陣...
秀吉の死によって朝鮮出兵は不毛のうちに終る。清正・行長の間に根深い対立を残しただけだった。武断派と文治派を代表するその対立は、関ヶ原の勝敗を分ける決め手ともなり、世は徳川氏のものとなった。慶長16年、家康と秀頼の対面が無事終るのを見届けた清正は領国熊本でその生を終える。大阪夏の陣はその僅か4年後だった。
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質素剛健自重自治加藤清正! しかし振り返ると自分の本棚は日本史西洋史節操無しということがよくわかる
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