カローンの蜘蛛 の商品レビュー
ギネスにのっている「一人が書いた世界一長い大河小説」がまだ、序盤のころに発刊された「トワイライトサーガ」、「一人が書いた世界一長い大河小説」の数百年前の同じ世界だとか・・・。 ただ、はっきりそう書いてはいなかったはず。 こちらの方が、より「コナン」に近く大好きな世界観。
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1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。5編。あやしげな魔道の世界。こういう昏い黄昏な世界観、好きです。怪物というか怪しげなモノやコトが相手の時は特に。でも、政治がからむとどうもぎくしゃくしてしまう。グイン・サーガもそうだか政治の部分と黄昏な魔道というのは相性が悪い。だの...
1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。5編。あやしげな魔道の世界。こういう昏い黄昏な世界観、好きです。怪物というか怪しげなモノやコトが相手の時は特に。でも、政治がからむとどうもぎくしゃくしてしまう。グイン・サーガもそうだか政治の部分と黄昏な魔道というのは相性が悪い。だのに、この本の一番の長編が政治がらみというのはちょっと不満。それ以外の4編には大満足。政治がらみも、相手が魔道がらみなので魔道合戦風で面白いのですが。 収録作:『カローンの蜘蛛』、『蛇神の都』、『滅びの島』、『暗い版図』、『双子宮の陰謀』、あとがき(1986年5月19日付け)。 あとがきは、1983(昭和58)年発行、光風社出版の単行本にあるあとがきとは内容が異なる。
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内容(「BOOK」データベースより) 辺境の「赤い街道」を行き惑う、類稀れなる美少年と若き勇者の二人連れ。それは、パロスの闇王国の王子、ジェイナス神の申し子ゼフィールと、草原の国トルースの貴族ヴァン・カルスの世を忍ぶ仮の姿であった。神の禁忌に触れ、贖罪の放浪を続ける二人の行手には...
内容(「BOOK」データベースより) 辺境の「赤い街道」を行き惑う、類稀れなる美少年と若き勇者の二人連れ。それは、パロスの闇王国の王子、ジェイナス神の申し子ゼフィールと、草原の国トルースの貴族ヴァン・カルスの世を忍ぶ仮の姿であった。神の禁忌に触れ、贖罪の放浪を続ける二人の行手には、美しくも妖しい神秘の数々が待ちうけていた…。〈語り部〉栗本薫が豊かなイマジネーションで紡ぎだす、剣と魔法の物語。“トワイライト・サーガ”開幕
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実は高校の時に一度読んでいるんですが、その時はこの文章に慣れなかったんです。でも、何か判らないけどすごかったという強烈なイメージだけ残っていたんですね。 で、今回読み直してみると、記憶にあるより読み易く、且つ面白いんです! 美貌の魔導王子とそれを守る屈強の剣士の流浪の旅。魔法...
実は高校の時に一度読んでいるんですが、その時はこの文章に慣れなかったんです。でも、何か判らないけどすごかったという強烈なイメージだけ残っていたんですね。 で、今回読み直してみると、記憶にあるより読み易く、且つ面白いんです! 美貌の魔導王子とそれを守る屈強の剣士の流浪の旅。魔法あり異形のものありの、ファンタジーフルコース。お腹イッパイになりました。 最近の明るいファンタジーものにはない、薄暗さと言うか不健康さが癖になりそうですな。
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