村上朝日堂の逆襲 の商品レビュー
どうでもいいような事…
どうでもいいような事にもこだわっていて村上春樹がよく分かる?かも。
文庫OFF
村上春樹のエッセイは…
村上春樹のエッセイは読みやすい文体なので、朝の電車で読むには最適です。
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村上朝日堂の続編。 まだ文章がどこかつっぱってます(笑)。 でも面白いです。 村上さんが手料理でもてなしたという水丸さんとの対談もあります。 村上さんの似顔絵似てるけど、嵐山光三郎さんの似顔絵も似てます。
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1986年の作品。ちょうど「羊をめぐる冒険」のあと。「ノルウェイの森」がまだ世に出る前のころの村上さんのエッセイ集。 今はもうほとんどマスコミに出てくることもなくなった村上さんですが、当時はおそらくいやいやながらも、こうして日常生活を綴っていたんですね。 ちょっと反抗的だったらし...
1986年の作品。ちょうど「羊をめぐる冒険」のあと。「ノルウェイの森」がまだ世に出る前のころの村上さんのエッセイ集。 今はもうほとんどマスコミに出てくることもなくなった村上さんですが、当時はおそらくいやいやながらも、こうして日常生活を綴っていたんですね。 ちょっと反抗的だったらしい高校時代、早稲田大学時代のことやから、ヤクルトスワローズのネタまで。肩の力が抜けた楽しいエッセイです。 ファンには貴重な一冊かも。
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1986年のエッセイという事で「懐かしいなあ」と思える部分がいたる所に。私が未だ小学生だった頃です。村上さんが日本での生活や気づいた事などを書いておられます。何だか感じが違うなあと感じたのは日本での記述しか無い事です。海外生活以前なのかな、と思いました。そう思える程最近読んだ他の...
1986年のエッセイという事で「懐かしいなあ」と思える部分がいたる所に。私が未だ小学生だった頃です。村上さんが日本での生活や気づいた事などを書いておられます。何だか感じが違うなあと感じたのは日本での記述しか無い事です。海外生活以前なのかな、と思いました。そう思える程最近読んだ他のエッセイとの印象が違う感じがします。
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「政治の季節」という項があります。 前段では、選挙の不毛さについてユーモアを交えて書かれていますが、後段では、バブル到来を予測しています。アメリカの1920年代終わりを襲った大恐慌と当時の日本(1986年初版発行)を比べると共通点が多いというのです。 「我々はそろそろそのよう...
「政治の季節」という項があります。 前段では、選挙の不毛さについてユーモアを交えて書かれていますが、後段では、バブル到来を予測しています。アメリカの1920年代終わりを襲った大恐慌と当時の日本(1986年初版発行)を比べると共通点が多いというのです。 「我々はそろそろそのようなクラッシュ=価値崩壊に備えて自らの洗い直しにかかる時期に至っているのかもしれない」(cf.単行本p150)。 いやー、そのとおりになりました。 「高校生のころ、母親が大学受験のために神社で買ってきた(というかいただいてきた)破魔矢をふたつに折って捨てたことがある。そんなことをしたらどうなるものなのか見届けてみたかったからである。それに破魔矢一本を折ったくらいで大学に落ちるんなら、べつに大学なんてどうだっていいやという思いもあった」(cf.p180) いやあ凄い、実証精神です。高校生当時の僕にはそんなこと出来なかったです。 そのかわり、僕は村上さんと全く逆の事をしたことがあります。 べつに破魔矢二本をつないで、拝みまくった訳ではなく、文意の逆をやったのです。○○すれば合格するんじゃないか、という信念をもっていたのですが、残念ながら落ちました。私立大学を三つ受けて上位二校とも落ちました。 僕はその時、目が覚め、そして教訓を得ました。 村上さんの後輩になり損ねたのですが(笑)、僕は受かっていればまた別な人生が開けたような気もしています(大笑)。 でも、今更後悔もしていませんが。 教訓とはこういうことです。 「若いうちから守りに入ると、ロクなことがない。自分のやりたいことに挑戦するべきである。世の中よほどのことがない限り、何か道は続いているはずだから」と。 そして、もうひとつ「親の言うことを聞いていると、道を誤る」。ジョークではなくて、真実です。 もちろん、ここでいう親の言うこととは、「努力しようとしなかった運命論者的な諦観に凝り固まった」という修飾語句が前置されていますが。 親の意見は「参考」として聞くべきであり、最後の決心は自分がするべきである。 上手くいかなかったからといって、あとから親のせいにしてはいけないのである。 あるいは、山行に使う「方位磁針」だと考えた方がいい。 迷ったかなと思ったときに、思い出して取り出せばいい。でも、針が変な方向を向いていると思ったら、無視してもいいと思う。 親、年長者、上司、教師に阿っていては自己は完成しない。 最近、つくづくそう思う。
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