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祖国よ友よ の商品レビュー

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2009/10/17

【ネタバレあり】 船戸与一の短編をはじめて読みました。 以下各作品のレビューです・ 「祖国よ友よ」 ・外人部隊上官の悪事に怯むことなく、盟友の意思を受け継ぎ、それを果たしていく様がカッコよくもあり、ハードボイルド一直線という感じでよかったです。ただ、ストーリー的には若干...

【ネタバレあり】 船戸与一の短編をはじめて読みました。 以下各作品のレビューです・ 「祖国よ友よ」 ・外人部隊上官の悪事に怯むことなく、盟友の意思を受け継ぎ、それを果たしていく様がカッコよくもあり、ハードボイルド一直線という感じでよかったです。ただ、ストーリー的には若干物足りなさを覚えましたが。 「爆弾の街」 ・こういう運命は辿りたくないという典型的な話でした。可もなく不可もなく。 「どしゃぶり行路」 ・主人公目線でいうとちょっと出来すぎた話かと。こちらも可もなく不可もなく。 「北溟の宿」 ・この話が一番おもしろかったです。決して弱みをみせることのない主人公のハードボイルド路線はカッコよかったですし、最期に見せる落ち着いた振る舞いもカッコよくもあり、儚さもありました。 これで船戸作品は3作品目ですが、どうやら、主人公の背負っている境遇、ヒーロー像はいつも似たもののようですね。まず、日本人であり、外国で反骨の精神で生き延びていく様が浮かび上がっています。 船戸与一作品:3冊目読破。 読書期間:2009.5.14~5.21

Posted byブクログ