アンジュール の商品レビュー
著者の処女作。文章のない鉛筆のデッサンによるもの。 人気のない道端に車から放られて捨てられた犬。行ってしまった車をしばらく追いかけたけど。車には、運転席に(たぶん)男性、助手席には女性が乗っていて、男の方は振り返ってみたりもしてた。 犬は、しばらくして走ってきた車を飼い主が戻って...
著者の処女作。文章のない鉛筆のデッサンによるもの。 人気のない道端に車から放られて捨てられた犬。行ってしまった車をしばらく追いかけたけど。車には、運転席に(たぶん)男性、助手席には女性が乗っていて、男の方は振り返ってみたりもしてた。 犬は、しばらくして走ってきた車を飼い主が戻ってきたと思って飛び出す。そこから衝突事故。おろおろしながら逃げ出して、ひたすら彷徨う。ひたすら、ひたすら。。 全体のうちのほとんど、犬が走ったり歩いたり立ち尽くしたり。それを、いろんな角度から。近くから。遠くから。5ミリ位の点になって彷徨ってる。最後に出会った子供にじゃれついた姿にはほっとする。
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鉛筆デッサンのみの言葉の無い絵本。とっても切ない一匹の犬の物語。この切ない物語にjura’ママは信じられない解釈をしました。それは、書きませんが。。受け手によって、180°変わるということを思い知らされました。皆さんはどんな物語に受け取るのでしょう?
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本屋さんでぱらぱらって手にとったのが出会い。 線が語れる衝撃、せつなさ、さみしさ、あたたかさ すごい。
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言葉ではなくデッサンのみで綴られる、捨て犬の物語。紙の上には点でしかない犬の背中に切なさが込み上げてくる。
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この絵本に言葉はでてきません。でも、言葉はなくとも、犬の表情で物語がどう進んでいるかはわかります。短い物語ですが、ついつい何度も読み返してしまう。
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絵本では本当に一番に挙げたい本。言葉は一つも無いのに、何で此処までダイレクトに伝わるんだろうと思う。見るとどうしても涙が出てくる頁もあっていつも困る。
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躍動感あふれる「絵」のみの絵本。絵のみだからこそ、伝わる悲しさ、嬉しさ。1ページ毎の犬の表情をじっくり読み取って下さい。
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無駄のないラインのデッサンのみで綴られたモノクロの絵本。文字がひとつも無くても、ストーリーに惹きこまれる。こういうのを「絵本」っていうんじゃないだろうか。子どもよりも大人に支持されそうな本だが、作家が先頃亡くなってしまったのが残念。同じ作家の「マリオネット」もお薦めです。
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