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樹海戦線 の商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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誇りを賭けた、男達の熱き闘い。

冷戦期真っ只中のアメリカが舞台。ヴェトナム戦争でのある秘密を巡って、米ソ双方の水面下の暗闘がメインストーリーでは有りますが、 本当は、その暗闘中の捨て駒に過ぎなかった男達の、意地と誇りを賭けた凄絶な決闘が本作の見せ場と成っています。 東西冷戦華やかなりし頃は、こういう小説...

冷戦期真っ只中のアメリカが舞台。ヴェトナム戦争でのある秘密を巡って、米ソ双方の水面下の暗闘がメインストーリーでは有りますが、 本当は、その暗闘中の捨て駒に過ぎなかった男達の、意地と誇りを賭けた凄絶な決闘が本作の見せ場と成っています。 東西冷戦華やかなりし頃は、こういう小説は沢山書店にも有りました。 ただ少し異なるのは、決して国のトップやスパイ達のチェスゲームの如き展開ではなく、 世間の目に触れること無く、人知れず末端で戦う男達の、全く世の幸せとは無縁でも己れの誇りを突き通す、その生命のやり取りに徹している点に、 ヒリヒリするほどの興奮と感動を憶えました。 著者は80~90年代、コンスタントに良作を発表しています。 既に絶版が殆どですので、その他の作品も是非コチラでお奨めします。ハヤカワさん、再版してね!!!

左衛門佐

2021/01/21

文句無しに最高の冒険小説!これこそ冒険小説たまりません。冒頭よりノンストップで、グイグイ引き込まれる。 久し振りに面白い小説が読めた。大満足。 実は、この本は30年以上前に一度読んだ事が有り、流石に細かい内容は忘れていたが、ともかく面白かったという印象が強く残っていた。 最近、書...

文句無しに最高の冒険小説!これこそ冒険小説たまりません。冒頭よりノンストップで、グイグイ引き込まれる。 久し振りに面白い小説が読めた。大満足。 実は、この本は30年以上前に一度読んだ事が有り、流石に細かい内容は忘れていたが、ともかく面白かったという印象が強く残っていた。 最近、書評や本の帯の文句に釣られて読んでみた本が、あまりにもハズレばかりでウンザリしていたので、普段、同じ本を2度読む事はしないが、今回はその掟を破って読んでみたけど、それだけの価値が有ったな。 当時は「ミッションMIA」も読んだけど、これも面白かった記憶が有るので、ポロックは、また読もうと思う。 読む本が増えて困るな~(笑)

Posted byブクログ

2018/12/19

「冒険小説」ベスト30の中で、第28位の作品。面白くなかった記憶はないが、内容が思い出せないので、★3つぐらいではないか。

Posted byブクログ

2018/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

圧倒的不利から、いかにして 二人は立ち向かっていったかー 全ての始まりは ある人物がスレイターのもとに 接触したことから。 早速銃撃戦来たぜおいおい。 そして追われるスレイターと 疫病神とスレイターを罵倒しつつも 結局ついてくるパーキンズ。 彼らの暗躍により KGBが放った刺客は 翻弄されていきますが… ですが、一度その界隈にいたものは 普通の生き方は許されないようです。 不条理が付きまとうのですよね。 ええ。 でもソ連側のある数行は確実に あることを示すものだと思います。

Posted byブクログ

2017/12/17

プロ対プロの激烈な闘い。迫力溢れる冒険アクションの傑作!以下に詳しい感想が有ります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou4602.html

Posted byブクログ

2016/04/04

少し古いけど、ベトナム戦争が終わったくらいの冷戦時代を舞台に元アメリカ軍特殊部隊の兵士とソ連軍特殊部隊の兵士との闘いを描く。 舞台はカナダの密林地帯。 装備の違いが戦局を左右するような戦闘です。

Posted byブクログ

2011/07/08

MGS3好きは必読! 鬱蒼としたジャングルでの戦闘、複雑に絡む諜報戦、プロ対プロのハイレベルな格闘、所詮道具でしか無い兵士たちの哀しい運命。 もう涎が…!  ほんとに面白かった! 一つ残念なのが裏表紙のあらすじ。中盤の展開が読めてしまうので見ないほうがいいです。

Posted byブクログ

2010/02/01

冒頭から、ぐいぐい引き込まれる。 銃弾、罠、命を懸けた駆け引き。 愛妻イレアナを政府の裏切りのために殺され、今また愛犬アイヴァンを死なせた、深い悲しみと破壊された魂を持つ男スレイター。 元司令官“ブル”・ブルックスの最後の言葉 「あの男はきみを狙うぞ、マルヴァヒル・・・パ...

冒頭から、ぐいぐい引き込まれる。 銃弾、罠、命を懸けた駆け引き。 愛妻イレアナを政府の裏切りのために殺され、今また愛犬アイヴァンを死なせた、深い悲しみと破壊された魂を持つ男スレイター。 元司令官“ブル”・ブルックスの最後の言葉 「あの男はきみを狙うぞ、マルヴァヒル・・・パーキンズもだ・・・。」 反撃のあとも執拗に迫る暗殺チーム。 ついにスレイターは戦友パーキンズと共に“最高に荒涼としてほとんど到達不可能”なカナダの丘陵地帯に適をさそいこみ、迎撃する決心を固めた。 「わたしは死なずにいて、逃げることを恐れていたのだ・・・。」 男です。 冒険小説の金字塔。 是非是非、オススメです。

Posted byブクログ

2009/10/04

東西冷戦が激しく火花を散らしていた80年代、ニューヨークでソ連代表団の車が事故を起こす。 しかし、運転手は外交官特権も主張せず何もしゃべらない。 普段と様子が違う事を不審に思うNPDだがその近くで乱暴された女性の死体が見つかり関係を疑うが、結局外交官特権により釈放する事となる。...

東西冷戦が激しく火花を散らしていた80年代、ニューヨークでソ連代表団の車が事故を起こす。 しかし、運転手は外交官特権も主張せず何もしゃべらない。 普段と様子が違う事を不審に思うNPDだがその近くで乱暴された女性の死体が見つかり関係を疑うが、結局外交官特権により釈放する事となる。 しかしちょうどそのとき殺された女性の夫が居合わせ、怒りから彼らを一周のうちに殴り倒してしまう。 彼は歴戦のアメリカ陸軍エリート特殊部隊デルタフォースの出身者で女性は彼の最愛の妻だったのだ。 そしてその殺人事件の情報はCIAとGRUの米ソの情報機関の注意も引く結果となった。 最愛の妻の復讐を果たすために行動する彼は殺人事件の犯人はKGBの辣腕工作員であり、現在南米のテロリストキャンプに潜伏中である事を知る。 自らの復讐のために持てる技術と情報を生かして復讐を果たそうとする彼。 標的の辣腕工作員は今まさにデタントに向かう米ソ両国だけではなく世界情勢をも揺るがす大規模なテロ事件を計画中である事も知らずに・・・。 彼の復讐は成功するのか?そして、テロの行方は? 一度読み出したら本当にはまってしまうアクション小説です。 今になってみると確かに時代設定は古く感じるかもしれませんが、それでもこの小説の面白さは減る事はありません。 ジャック・ヒギンズやA・J・クィネルがお好きな方ならきっと気に入っていただけると思います。

Posted byブクログ