金閣炎上 の商品レビュー
ザセツしました… 金閣寺を燃やした林養賢の生い立ちや家庭環境などを調べつつ、 彼の境遇と 貧しい生家での口減らしのために寺に預けられ、脱走 という自らの体験をオーバーラップさせ… というルポでありノンフィクションであるわけですが 林と水上氏の話がごっちゃになって、非常に読みづら...
ザセツしました… 金閣寺を燃やした林養賢の生い立ちや家庭環境などを調べつつ、 彼の境遇と 貧しい生家での口減らしのために寺に預けられ、脱走 という自らの体験をオーバーラップさせ… というルポでありノンフィクションであるわけですが 林と水上氏の話がごっちゃになって、非常に読みづらく。
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三島の『金閣寺』と比較されることが多いらしいけれど、全く別物。これを読むと三島の『金閣寺』は"物語"だったと思わされる。
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三島の金閣寺が発表されてから二十余年経ち発表された小説、というよりフィクションに近い作品。 舞台が若狭(といっても、ほとんど舞鶴ですが)その土地には、愛着があるし、風習もまったくわからない訳ではないので、比較的理解しやすかったです。 この作品は、美しい金閣を自分の物としたかった...
三島の金閣寺が発表されてから二十余年経ち発表された小説、というよりフィクションに近い作品。 舞台が若狭(といっても、ほとんど舞鶴ですが)その土地には、愛着があるし、風習もまったくわからない訳ではないので、比較的理解しやすかったです。 この作品は、美しい金閣を自分の物としたかったという歪んだ論理が描かれた三島の金閣寺しか知らなかった私には、衝撃でした。 歪んでいたのは実は林養賢の方でなく、守銭僧侶の方ではないかと思わされる節もあり(だからといって放火は許されないし、実際本人の精神状態も普通ではなかったのだろうけれど)この事件が、仏教界に一石を投じるような結果にならなかったのは、残念です。
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